Nonsection Radical

撮影と本の空間

別れの挨拶

2010年09月29日 | Weblog
いよいよ明日で長年働いた事務所から完全撤収する。
そして近いうちにsatoboは大阪へ出稼ぎに。
長年住んだ街ともお別れだが、センチメートルな気分ではない。
街自体に感慨などない。
あるのは出会った人達。
知り合って、お友達になった人達の事ではない。
名前も知らないすれ違う人達。
朝の通勤で同じ電車に乗り合わせるジョシ。
通勤路ですれ違うジョシ。
お店で会うジョシ。
ジョシ、女史、女子・・・
毎日の出会いのために仕事へ行っていたようなもの。

中には、ある時期からバッタリ出会わなくなったジョシもいた。
きっと行動する時間帯が変わってしまったのだろう。
すれ違う事もなくなったジョシ。

ところが、いよいよというこの時期になって、そんな「俺の昔のオンナ」に別れの挨拶のように出会うのだ。
もちろん相手は、こんな変態オヤジがすれ違う事に無上の喜びをおぼえていた事など知る由もない。
眼中にも入らなかっただろう。
satoboは目の中に入れても痛くなくはないが、我慢出来るほどにはカワイく思っていたのに。
そんなジョシに立て続けに「再会」できた。
すれ違うたびに「元気でね」と心の中でつぶやき、二度と会う事もないという事実を噛みしめるのであった。(十分センチメートルじゃぁねえかょ)
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バックでイク

2010年09月28日 | Weblog
会社の私物と新会社への物資を「マイカー」に積んで帰宅。
クルマから荷物を降ろしている時に、近所のクルマが狭い道路に入って来て、慌てて待避。
クルマは自分で運転して来たわけではないのだが、緊急的に移動する。
眼鏡が近距離用だったのでホントは運転したくなかった。
やり過ごしたあとに再び荷下ろしをして、車庫入れ。
クルマなどここ数ヶ月運転していないので不安だったが、バックで突っ込む。
いわゆるT字状で入れるのだけど、ミラーを見てもミラーまでしかピントが合わず、写る後方面はぼやけている。
まあイイやと無理矢理奥まで入れてイク。

大阪まで引っ越し荷物を積んで運転して行くのに不安を感じる。
運転に不安ではなく、ワンボックスを運転する事に。
ワンボックスレンタカーもATなのか?
コラムシフトのワンボックスしか運転した事ないぞ(いつの時代の話だか)。
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紙切れ一枚

2010年09月27日 | Weblog
相変わらずタダ働きで撤収作業を続けている。
今朝来てみると土曜日のままの室内。
およそ500Kgはありそうなプレス土台が鎮座まします。
しばらくすると業者のオジさんが現れ、どうにもこれ以上は分解出来ないからこのままで許して欲しいと懇願。
もちろんやんわりとキッパリ拒否。
いかに外へ運び出すかを2人で思案橋。
とりあえず土台についているローラーで外まで運びましょうと提案し、2人でウントコショと押して室外のピロティへ。
しかしこのピロティ、道路と段差があっておまけに天井高が低くてトラックのクレーン(通称ユニック)が使えない。
パワーゲート車をバックで乗りつけ(そのためには道路を半分ふさがねばならない)そこへ載せようということになり、オジさんはパワーゲート車を調達しに。
いつまでたっても帰ってこないので、バッくれたかと思う頃に戻ってきた。
しかしパワーゲートを見た瞬間にイヤな予感。
ゲートの端に段差があるのだ。
プレス土台にローラーが付いているとはいえ超シャコタン。
そのままでは段差を超える事が出来ないのだ。
5センチもない車高隙間にハンドフォークリフトも差し込めない。
絶体絶命のピンチ。
するとそこに一台のユニック搭載トラックが。
助手席を見ると記憶にある顔が。
仕入れ先の工場が欲しい機器を引き取りに来たのだった。
ワケを話して少し待ってもらうように伝えると、トラックの持ち主のドライバーが降りて来て一瞥。
「あっ、ジャッキが必要ですね」
と、テキパキとジャッキをかまし、土台をかさ上げしてハンドフォークで持ち上げてパワーゲートに積み込み完了。
アッという間の神業に何度も何度も頭を深く下げ御礼を。
オジさんもホッと安堵のため息をつきトラックを出発。
感謝の気持ちを態度で表そうと引き取りの機器の積み込み作業を雨に濡れながらお手伝い。
交通整理やバンドがけのお手伝い。
その作業をしながら、案外こういう仕事には向いているかもと自己分析。
プロの仕事を間近で感心しながら眺め、アッという間に機器積み込み完了。
何度も何度も頭を下げてトラックを見送り、室内に戻れば大きな機器がなくなった広い空間が。

ふと見るとファックスが。
手に取り眺めると「解雇通知書」
本日付けで無事、解雇となりました。
連絡はそれだけ。
何の「言葉」もナシ。
あとになって、本社事務から社長が電話したけど誰も出なかったと連絡。
そのころsatoboは雨に濡れながらユニックで持ち上げられた機器をトラックに積み込む作業の真っ最中。
社長の電話を受けるよりも、雨に濡れながらの作業が出来た事が唯一の収穫の一日でありました。

解雇されても、明日もあさっても、まだまだ撤収作業は続くのだけど。
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出会い系 別れ系

2010年09月26日 | Weblog
事務所の撤収作業をサボって、麻布十番へ「8X10カメラな仲間たち写真展2010」を見に行ってきた。
この写真展には東京8X10組合連合会のメンバーも参加しているのだが、なにしろ初代の会頭というのがひどい人物で、さんざん引っ掻き回したあげくに失業して失意のうちに去って行ったのだが、そのあとを継いだ現会長が会を盛り上げてくれたおかげでメンバーは仲良く活動しているそうでなによりである。
総勢20人の参加者がそれぞれ好き勝手に撮影した写真を好き勝手に展示してあるのが何とも心地よい。
写真はこうあらねばならないという熱い想いは各自の心の中で好き勝手に思っていればイイワケで、紙切れ一枚に身を託したあとは見る人に評価を預けるしかないのだ。

今回お邪魔したのは、暇乞いのためであるけれど、考えてみればオヤジ系の出会いというのも、リアルからバーチャルへと変化していて、ネットで知り合った人と実際に顔を合わせるというのは年に何回もあるわけではない。
もちろんジョシ系と奇跡的に知り合ったりしたら嫌われる程リアルタイムを実施するのであろうが、そんな奇跡を待っていては死ぬまで可能性はない。
だから別に関西へ行ったとしても、そんなに顔を合わせる機会が減る事もないだろうし、増えもしないだろう。
その距離感のなさはネットでの出会いの特徴であろう。

そんな感じでみなさんと別れを惜しんでいたら、胸の振り子さんと話しているお方がいた。
振り子さんがsatoboを呼んだ瞬間に、その方が写真家のK納さんであることがわかった。
第一声で、これまでかけていただいた温情に御礼を言うとともに、これまでの失礼な言動のお詫びと、あまりにキムタクに似ているsatoboの容姿の出来具合にキムタク共々お詫びを申し上げた。
それから3人でココでは言えないあんな事やこんな事を話した。
初めてお合いしても、これまでのネットでのやりとりで自然と打ち解けた雰囲気になるのは不思議な経験である。
もちろんそれがジョシとであっても、すでにすべてを知りつくしたワケアリの関係であるかのような雰囲気になるのは単にsatoboの勘違いであるとも言えなくもない気がしないでもないような気がする。

こうして新たな出会いと別れの感傷を小さな傷つきやすい胸に秘め、会場をあとにして、雨の西麻布を一人歩く男の後ろ姿は、孤独という戦場に向かう年老いた兵士に見えたのはいうまでもない。
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や~い

2010年09月25日 | Weblog
や~い、こちらは間もなく消えてしまいま~す。

SnapShot
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