土曜日は写真展の最終日だと朝に知り、慌てて会場へ。
中野の冬青社ギャラリーでの金子典子 写真展 「INNER PEACE ― 内なる平和 ―」。
プリント界の我が女神金子様の写真展に行かぬのは末代の禍根と駆けつける。
”幸い”なことに金子様はまだ来廊されておらず、こっそりと拝見するいつものスタイル実施。
フィルムからのモノクロプリントなんだけど、必要十分な描写というものを考えながら拝見。
というのは、昨今の高性能レンズでの高解像度写真ではない、そこそこ高感度のフィルムを使ったトーン描写中心の写真表現なんだけど、それでいいんじゃない?と思いながら金子様の眼差しの追体験を楽しんでいたわけです。
この事は、次に伺ったお茶の水のギャラリーバウハウスの小瀧達郎 写真展 「WIEN -旅の憂鬱-」を観て感じた事につながる。
1986年にコダクロームで撮影したウイーンの写真に2001年、2020年撮影の作品を合わせて展示してあるのだが、描写でフィルムとデジタルとの違いは明らかで、デジタル写真はどこまでも緻密に描写されていて、コダクロームの写真はデジタルスキャンされたものだけどやはり表情はフィルムなのであった。
観ていて気になったことを在廊中の小瀧氏に伺ったのだけど、コダクロームの写真の多くがにじんでいる。
機材は多くがニコンレンズなのだろうけど、当時のレンズだとコダクロームでも伸ばすとにじむのかなとも思ったんだけど、これは作者が意図的にソフトフィルターを使用してニコンレンズのコントラストの強さを緩和しようとした結果だとのこと。なるほどねぇと思いつつ、オリンパスのデジカメで撮影した現代描写の作品はバキバキなのが、実は結構気に入ったのだけど面白いなあと感じた。
ただ全体をつらつらと眺めて行って全然違和感を感じなかったんだけど、作品に添えてある説明を読むと撮影年次がバラバラなのに区別がついていなくて、先に思ったフィルムとデジタルの区別は明らかという”思い込み”は間違いだったのだと苦笑した次第。
それも撮影者の小瀧氏の眼差しが年月が経っても変化していない証拠なのだろう。
そしてデジタル時代では描写は緻密になったんだけど、それが効果を持つかどうかは時と場合によるのだなと思った。
2つの写真展を見ることができて幸いであった。
そのあとそのまま39時間勤務へ現場へ向かいヘロヘロ勤務後本日昼過ぎに帰宅。
すぐに爆睡、夜に目覚めるが疲れは取れず。
先日のPCR検査は陰性。
明日から32時間勤務後、3日は病院。
こんな働き方をしていたら良い結果など出るはずがないのは承知済み。
中野の冬青社ギャラリーでの金子典子 写真展 「INNER PEACE ― 内なる平和 ―」。
プリント界の我が女神金子様の写真展に行かぬのは末代の禍根と駆けつける。
”幸い”なことに金子様はまだ来廊されておらず、こっそりと拝見するいつものスタイル実施。
フィルムからのモノクロプリントなんだけど、必要十分な描写というものを考えながら拝見。
というのは、昨今の高性能レンズでの高解像度写真ではない、そこそこ高感度のフィルムを使ったトーン描写中心の写真表現なんだけど、それでいいんじゃない?と思いながら金子様の眼差しの追体験を楽しんでいたわけです。
この事は、次に伺ったお茶の水のギャラリーバウハウスの小瀧達郎 写真展 「WIEN -旅の憂鬱-」を観て感じた事につながる。
1986年にコダクロームで撮影したウイーンの写真に2001年、2020年撮影の作品を合わせて展示してあるのだが、描写でフィルムとデジタルとの違いは明らかで、デジタル写真はどこまでも緻密に描写されていて、コダクロームの写真はデジタルスキャンされたものだけどやはり表情はフィルムなのであった。
観ていて気になったことを在廊中の小瀧氏に伺ったのだけど、コダクロームの写真の多くがにじんでいる。
機材は多くがニコンレンズなのだろうけど、当時のレンズだとコダクロームでも伸ばすとにじむのかなとも思ったんだけど、これは作者が意図的にソフトフィルターを使用してニコンレンズのコントラストの強さを緩和しようとした結果だとのこと。なるほどねぇと思いつつ、オリンパスのデジカメで撮影した現代描写の作品はバキバキなのが、実は結構気に入ったのだけど面白いなあと感じた。
ただ全体をつらつらと眺めて行って全然違和感を感じなかったんだけど、作品に添えてある説明を読むと撮影年次がバラバラなのに区別がついていなくて、先に思ったフィルムとデジタルの区別は明らかという”思い込み”は間違いだったのだと苦笑した次第。
それも撮影者の小瀧氏の眼差しが年月が経っても変化していない証拠なのだろう。
そしてデジタル時代では描写は緻密になったんだけど、それが効果を持つかどうかは時と場合によるのだなと思った。
2つの写真展を見ることができて幸いであった。
そのあとそのまま39時間勤務へ現場へ向かいヘロヘロ勤務後本日昼過ぎに帰宅。
すぐに爆睡、夜に目覚めるが疲れは取れず。
先日のPCR検査は陰性。
明日から32時間勤務後、3日は病院。
こんな働き方をしていたら良い結果など出るはずがないのは承知済み。