ネットで見ることのできる懐かしの写真や映像も、多くが今では名前もわからない市井の人が撮影したものだったりする。
モノ好きなのだ。
モノ好きが歴史を支えているのだ。
誰かが割に合わなくてもモノ好きとして記録した方がいいのだ。
コロナ自粛連休が始まり、個人的実質連休が終わる最後の日に都内某駅周辺を記録撮影しに出向いた。
昨日も行ったのだが、急な雨で撮影叶わず撮り直しとなった。
きっと人のいないゴーストタウンが、と思ったら、何かお祭りしてますか?状態の商店街で、お昼にかけて続々と家族連れが押し寄せてくる。
カップルでマスクをして、犬を連れ、ベビーバギーを押し、テイクアウトのお店で行列を作り、グループが騒ぎながらお店の中の様子を覗き込み・・・
そんな状態がずっと続いていた。
撮影としては最悪である。
街並みは撮りたいが人は邪魔なんだよね実は。
幸い多くの人がマスクをしているので肖像権の問題は関係ないけど、社会的距離=撮影距離を取りたいのに無遠慮に近づいてくる。
この街はヤバイとアラートが鳴り続ける中、早く撮り終わりたくて仕方なかった。
撮影に関して、アラートが鳴るかが安全をはかる基準にしているが、結構有効な働きをする。
ちなみに、何か機械があってアラートが鳴るんじゃないからね。
体感でヤバイよヤバイよと胸騒ぎがするんだよ、こういう時に。
なんとか人通りの少ないところに移動して安心しても、駅が近づくと再び人通りが増えて、人だかりが店頭でできての繰り返し。
これ以上は、と気力がなくなり帰途に。
19972歩。
口絵は本文と関係なし