Nonsection Radical

撮影と本の空間

当事者、保護者として考えれば

2018年01月21日 | Weblog
ネット上で子宮頸がんワクチン接種についてあれこれ話題になっているんだけどね。
きちんと読んでいないんで詳細な知識はないんだけど、不思議に思うことがあってね。
どうも話題にしている人たちは科学論争になっているようなんだけど、そんなこと当事者やその保護者には詳しく内容はわからないじゃない。
打って安全なのかどうかってことでしょ。
論争になっているのは、ワクチン自体に重大な副作用・副反応があるのかということで、一方はあるといい、他方はワクチン”には”ないという。
”無害”主張の先鋒に立っている人は、副作用・副反応はワクチンのせいではなくて、心理的な”思い込み”がそのような作用を及ぼしているんだというようだ、すごく簡単に言えば。
ただ、そのような症状が出ている接種者の存在自体は認めているわけだね。
現在のところはっきりした結論は出ていないと言えるのではないかな。
そこで実際にワクチンを接種しようとする当事者やその保護者としてどのように考えればいいのだろうなぁと思ったわけですよ。

1.実際にワクチンに副作用・副反応がある場合
そのリスクを負って接種するか考える。
リスクの内容をキチンと把握して、副作用・副反応でどのような症状が出ているのか知っての上で接種すべきだろう。
ただそのリスクは、他のワクチン接種よりもかなり高いようなので、それに納得できるかどうか。
ワクチンが原因ではないと否定する声の高さから、逆にそのリスクの高さが知れるとも言えないか。

2.ワクチンには言われているような副作用・副反応がない場合
ワクチンには話題になっているような副作用・副反応はないんだけど、接種した人の中には心理的な面が作用して様々な症状が出ている。
これはあくまでも個人的な問題で、ワクチン自体には罪はないというのが”無害”だと主張する人の説明なんだけど、こうなるとある種精神論の世界になってしまい、そんなことは起こらないんだと思えば起こらないとなってしまいそうだ。
となると、接種をする側からすれば、ワクチン自体の副作用・副反応云々の話ではなく、思春期の娘が接種をすることで何がしかの心理的作用を及ぼさないと確信できない限りリスクがあるということになる。
今のところ副作用・副反応に対しての効果的な治療法というものがはっきり見えてこないようで、治療に関しては騒ぎの割にはあくまでも自己責任で的な状況のようだ。
ワクチン接種しても全然気にしないという精神の人しか副作用・副反応のリスクから逃れられないというわけか?
そんなことを言い切れる思春期の娘や保護者がいるのだろうかね。

ということは、上記2点のどちらであっても、リスク(それも他のワクチン接種よりも高いリスク)が存在して、そのリスクは接種を受ける人と保護者が負うという構図は変わらない。
そして、ワクチン接種をしない場合には、これらのリスクから逃れる代わりに子宮頸がんにかかるリスクを負うということだ。
それこそリスクの高さを比較して考えなければならない問題である。
ワクチンに副作用・副反応があるかが問題ではなく、ワクチン接種するかしないかの問題なんだよね。



国際通り 11
沖縄県那覇市牧志2,3丁目
撮影 2017年11月24日 金曜日 12時10分
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