どうも若い頃のような写真が撮れないと悪戦苦闘気味と言えるんですけど、今日東京・御茶ノ水にあるギャラリー・バウハウスに田中長徳写真展「WIEN CT70」を見に行って、まあそんなものでしょうと思えるようになった。
この写真展は田中長徳氏が26歳であった1973年に撮影したウイーンと70歳を迎える(迎えた?)2016年の同所の写真の二部構成。
一階でまず26歳の写真を拝見し、若き視覚神経を堪能したのち、地階の2016年版を凝視したのだが、やはりというか経年変化を写真に感じ取ることとなった。
それが時代の変化で世相が変わったからか、田中長徳氏の興味対象が変わったからかはわからない。
どちらであっても悪いことではない、それぞれに写真の良さがあると感じるのであった。何しろ43年の月日が経っているのである。
しかし、ウイーンの街を歩き回り、視覚に触れるものをシュートする感覚はいささかの変化もない。
ギャラリーに行く前に、20000歩動画撮影を行なって身も心もヘロヘロになった自分としては、比べることもできない動的能力に尊敬の念を抱くとともに、まあ自分はこんなものだろうと諦めの境地になって”安心”した。
昔の自分と今の自分は違うのだ。
昔のような対象を同じように今も追いかけても仕方がないのだ。
むしろ今を今の状態で撮影することが現在を撮影するということなのだろう。
それもまた乙なことであることを写真展から学んだのでした。
平和通り 1
沖縄県那覇市牧志3丁目,壺屋1丁目
撮影 2017年11月24日 金曜日 14時40分
この写真展は田中長徳氏が26歳であった1973年に撮影したウイーンと70歳を迎える(迎えた?)2016年の同所の写真の二部構成。
一階でまず26歳の写真を拝見し、若き視覚神経を堪能したのち、地階の2016年版を凝視したのだが、やはりというか経年変化を写真に感じ取ることとなった。
それが時代の変化で世相が変わったからか、田中長徳氏の興味対象が変わったからかはわからない。
どちらであっても悪いことではない、それぞれに写真の良さがあると感じるのであった。何しろ43年の月日が経っているのである。
しかし、ウイーンの街を歩き回り、視覚に触れるものをシュートする感覚はいささかの変化もない。
ギャラリーに行く前に、20000歩動画撮影を行なって身も心もヘロヘロになった自分としては、比べることもできない動的能力に尊敬の念を抱くとともに、まあ自分はこんなものだろうと諦めの境地になって”安心”した。
昔の自分と今の自分は違うのだ。
昔のような対象を同じように今も追いかけても仕方がないのだ。
むしろ今を今の状態で撮影することが現在を撮影するということなのだろう。
それもまた乙なことであることを写真展から学んだのでした。
平和通り 1
沖縄県那覇市牧志3丁目,壺屋1丁目
撮影 2017年11月24日 金曜日 14時40分