9月19日 推測メモ

一般にバブルって1985年後半からということになっていて、その前の80年台前半はものが売れない不景気風が吹いていたと思われている。
実感としてもそんな感じがしていたが、ではその景気の悪さというのが現在ではどんな感じだったのかというと、案外よかったんじゃないのかと思わせるものであるのはそれぐらい現在が閉塞感に包まれているからであろう。
まだ調べ始めて序の口の段階で、確かなことは言えないのだが、80年台前半においてすでに都市部と地方との格差や同一エリア内でも階層が存在していて、上の層の連中がバブルの流れにさらに加速して色々やらかしたのではないかと予想するのだ。バブルとともに急にわいてきた連中が節操なく経済をかき回したわけではないのではないか。
そう思えるほど80年台前半にもオシャレや景気の良い話は転がっていたのだな調べ始めると。
たとえば、わたせせいぞうの「ハートカクテル」は1983年から連載開始されていて、垢抜けた都会のおしゃれな風景が描かれている。
作者は37歳である。
とんと無縁な生活をしていたので当時は単にそんなものがある程度にしか思っていなかったが、確かに存在はしていたのだ。
そこんところをもう少しこれからも調べていこうと思う。

新たに手に入れた陸奥A子のコミックを仕事場で紹介したら「私まだ生まれていません」と言われ、時代を感じる。
1980年といえば40年前にもあるんだな10年ぐらい前にしか思わないけど。