Archaic Smile

私的な備忘録です。

2011/2/27

2012-02-08 23:57:15 | Weblog
中東情勢と円高と長期金利の低下について


修正削除移動 傑作(0)2011/2/27(日) 午後 6:22無題通貨、為替 Yahoo!ブックマークに登録


世界経済一寸先は闇である。

つい最近までは、リーマンショック時の財政政策の効果と新興国の経済成長(バブル?)を刈り取れた企業の好決算に支えられ、先進国の量的緩和(じゃぶじゃぶマネー)も手伝い、株高で景気回復の見通しに明るい期待があったが、こちらもじゃぶじゃぶマネーとインフレもその背景にあると言われる中東情勢の混迷、オイルの高騰により状況が一変している。

先週、日本国債とそれを大量に保有するメガバンクまでも、同時に格付けが落とされ、銀行協会の会長が吼えていた。とうとうアメリカも日本の政治家の低能ぶりに呆れ果て、邦銀に国債売却のチキンレースを強いることで、激しいショック療法を期待しているのだろうかとかんぐってしまった。

もちろんそんなことになれば、激しく円安になって、輸出企業は交易条件が改善し、いらない公務員もリストラをせざるを得なくなり、大インフレが予想されるならインフレ期待で国民の金融資産もいくらか吐き出させられるかもしれない。(個人的には、資産のある団塊世代を狙った相続税のハイパー増税論同様、ビジョンのない一過性の需要喚起は、成金の散在と同じで持続可能な社会という観点からは、賢明な施策とはいいがたいと思うが。)政府もガタガタ、銀行もガタガタになれば、社会不安も高まり、激しい円安とあいまって大インフレは、多くの庶民の生活に大打撃を与えるかもしれない。

と最近よく聞こえてくるようになった日本破綻論を想像したが、中東情勢の混乱は、世界のマーケットも想定外だったのだろう。逃避マネーが日本に集まってきている。ここ数日の円高と長期金利の低下は、重症患者にモルヒネ(麻酔)が打たれたと解釈するべきなのだろうか。

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2011/2/27

2012-02-08 23:56:17 | Weblog
量的緩和の行方とフランスG20


修正削除移動 傑作(0)2011/2/27(日) 午後 6:15無題その他金融と投資 Yahoo!ブックマークに登録


1月の先進国(英>ユーロ>米>日)CPIをながめていると日銀はやはり無能で、イギリスは特殊要因なのか手許がすべったのかターゲットを大幅にオーバーしている。そして本家バーナンキは、さすが秀才というところなのだろうか?
緩和の規模と物価上昇への反応速度、政策変更へのフィードバック、インフレ率をターゲットに収められるかどうかは、計算通りでなくて職人的センスも求められるのだろうか?
新興国も通貨安誘導でお金をじゃぶじゃぶ刷って資源を買い漁っている。自国の経済状況のパラメータをどのようにおいて緩和の規模を決めたのか、緩和による物価上昇への波及経路・波及期間をどのくらい想定しているのか、物価上昇の変動要因である新興国のマネーはどのくらい考慮しているのか、ターゲットを外すことが今後つづくのであれば、その諸条件を開示して説明が欲しい。トライアンドエラーなのかもしれないが、政策の目論見と結果に大きなギャップがあれば中央銀行はしっかり説明する必要があろう。

英欧からはターゲットをオーバーしこのまま物価上昇が続くようならば、金利引き上げに舵を切るとも聞こえてくる。これも、昔の日銀が引き締めのタイミングを誤って景気を減速させたケースが頭をよぎる。

バブル崩壊で市場万能論者は退場させられた。こんどはリーマンショックの深い傷を癒すのが当初の目的であったが、バブル再来を願う株屋と金融政策万能論者が手を組んでみたものの、結果的に世界を大混乱に落としいれたと近い将来に言われないように頑張ってもらいたいものだ。日本の土地神話が、ほんとの神話になったようにアメリカの住宅価格はいっこうに下げ止まらない。これも日本と同じ道をたどりそうで気がかりだ。

フランスG20の結果は正直がっかりだ。量的緩和のネガティブな側面を先進国が認めないのは十分理解できるが、落としどころは新興国の成長を背景とした食料・資源の供給不安をどのように世界が協力して解消できるかの一点だけだったと思う。住人のいないバブルマンション同様、費消しない購買者のマーケットへの参加、無軌道なじゃぶじゃぶマネーが、原材料に直接流れ込むことを食い止め、増産、生産性向上等供給強化の投資にマネーがスムーズに向かうように、世界のトップがマネーの交通整理と供給不安解消のビジョンを指し示したらよいのだろう。世界が協力し食料、資源の供給が増えるとマーケットが確信できれば、困りもんの投機マネーも1次産品から退散する。じゃぶじゃぶマネーも明確な目的を与えてやれば、悪者にならずに済むのだろう。

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2010/2/18

2012-02-08 23:53:21 | Weblog
デフレ対策について


修正削除移動 傑作(0)2010/2/18(木) 午前 4:46無題景気 Yahoo!ブックマークに登録


日本の国債の格付け引き下げが、あったあたりからだろうか

また、今のところ効果の高い成長戦略の見えない政府のもと
財政赤字がじゃぶじゃぶ積み上がり、例え1400兆円の個人の
金融資産でバランスしていると言われても、

また、他の国のバランスシートと比較するとまだ
ましという理由だけで、買われている円についても

そろそろ、そのリスクが意識され始めている。


ここ最近、今まで割と声高に叫ばれていたデフレ対策の
処方箋としての金融緩和的な手法が、有効との説が急速
に後退してきた気がする。
それどころか、デフレ対策には、効果が薄いという
論調が、急に増えだした。


素人考えであるが、そもそも、お金をたくさん刷って
貨幣の信用を薄めることで、理論上、インフレに誘導
できるとする手法そのものが、間違っている気がする。

実体経済の物価の下落は、リーマンショック以前の内外
問わず過剰な消費に支えられた供給体制が急激な消費の
落ち込みにより、在庫、設備ともに過剰となり、供給
圧力の高まりから物価の低迷が続いている。 物価を
支配しているのは、この論理に他ならない。

いくら金融の世界で通貨の供給を増やしたからといって
金融業界のなかで動くだけで、だれも信用が損なわれて
いるとは、感じない。これが、もちろん江戸時代やら
金本位制のもと、通貨が金であったならば、金の含有量
が2割減りましたと言われれば、効果はあるかもしれ
ないが、単なる紙に信用を与えているだけの状況では、
緩和で作られた情報は、消費マーケットにおける価格
を決める情報として共有されず(非対称であり)なんら
作用しない。

それよりか、日本の通貨は、政府が無策な上に、税収が
見込まれないまま政赤字が膨らんでいく状況が続けば、
おのずと通貨としての信用は、失われ、ターゲットを
通りすぎて円の暴落という形で、急激なインフレが
起こることも考えられる。


さて、ものを作って輸出で儲ける日本において、
円安は絶好の商機であり、極端な円安はどこかで
ブレーキがかかると思っていたが、

ここ最近の円高や、厳しいグローバル競争、民主党政権
の世間ずれした格差認識にもとづく、アンチ企業的な態度
は、ますます日本企業を海外に追いやり、流出させる
状況を作り出している。(内部留保に課税するなんて
発言をしていることに、正直驚いた。)当人達は労働者を
守っているつもりなのかもしれないが、日本で働く場所が
減っていくのと同時に、この円安にブレーキを掛ける力も、
今後、更に弱まってくるのではないかと心配になる。

結局のところ、お金を刷るのは、経済が成長しており
取引量が増える(できるだけ実体経済の取引であること
が望ましい)ときに実施するのが、原則で、あとは、
金融危機で、急激な金融収縮がおこるときに緊急避難的
に行うことが、あるべき姿なのだろう。

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2010/2/18

2012-02-08 23:49:36 | Weblog
次期戦闘機(FX)は結局どうするのだろうか?


修正削除移動 傑作(0)
2010/2/18(木) 午前 2:57無題アジア情勢 Yahoo!ブックマークに登録


今日の日経で、F35の共同開発に日本が参加できなかった
という記事があった。
今後購入する場合、、割高になる等記事は触れていたが
これって、国防とか安全保障上でも、かなりやばいので
はと思う。

前政権は、かなり無理があるのにF22の購入にご執心
だったが(この機体は、頭抜けた性能を有すも
アメリカ本国でも値段が高すぎて配備計画を縮小したり
そもそも作るのを止めるらしい。)日本政府としての
落としどころは、F35で決まりだろうとてっきり思って
いた。

F35は、F15同様に国内でのライセンス生産の道もあり、
最新技術の吸収のみならず国内産業への波及効果も
期待できる。イギリス・オーストラリア他も参画する
はずだし、まあ日本もアメリカの安全保障の傘のもと
にあるので、ヨーロッパの機体よりも、採用される
可能性は高く、間違いなく開発計画にも参加するの
ではと思っていた。

現在日本で作っているF2の生産もまもなく終わる。
先が見えないのと、割りに合わないからか住友電工
やら横浜ゴム?だったか生産に携わっていた一部の
大手部品メーカも、この分野からの撤退を表明して
いる。

一方、地域的な安全保障を考えると、これから北朝鮮
のみならず中国の軍備の増強や台湾での米中綱引きやら
安全保障上においてもアジアの不安定な要素がどう転ぶ
かわからない。

普天間基地の移設問題ひとつとっても政府内の調整で
右往左往しているが、もう少し大局的な視点で物事を
考えてもらいたい。社民党が沖縄の議席を落としたく
ないアピールは判るが・・・・県外案でもよいから、
たのむからアメリカとの根回しを終えた案で声を
荒げてもらいたい。現実性がなく言いたいことだけ
言って、国家間の決め事を振り出しに戻し、外交上
の問題に発展することは、5月以降は避けてもらいたい。

普天間基地の問題は、5月決着も危ぶまれだしているが
現政府は、この問題にけりをつけて、この辺のことも
しっかり取り組んでもらいたい。
この国は、ほんとに大丈夫なのだろうか・・・・・。
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