いつもご参加ありがとうございます。総勢8名での観察会となりました。
いつもは「実験地」だけで時間切れになるので、今回はまっすぐセンターハウスへ向かいました。
キタコブシの幼木に居たこの幼虫は、スズメガの仲間ではないかとおもいますが確かな事はわかりません。
途中、ゴボウの駆除実験を紹介し、今年花茎を上げないゴボウを掘り出し、かじってみて間違いなくゴボウであることを確認しました。
センターハウスのすぐ近くのヤマジノホトトギスを観察。
ヤマジノホトトギスは、以前には一本杉通りに沿って分布していたのですが、エゾシカの食害により消えました。数年前この場所に数株あることがわかりましたが、花が咲く前にエゾシカに食べられて花を見る事はできませんでした。2017年ボランティア管理人業務の合間に防鹿網を設置しました。今年は10ほどに増え、やや日当たりが良くありませんが、多くの花を咲かせました。花は終わりに近く、実もできていました。 ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑)の和名の由来は、花の斑点がホトトギスの胸の模様に似ているからだそうですが、どうなんでしょう?
次に、去年センターハウスの先の散策路沿いに設置した防鹿網の中を少し観察。
カノツメソウが満開。カノツメソウは漢字では「鹿の爪草」で、根が鹿の爪の形に似ているからだそうですが、
鹿はカノツメソウを食べるそうです。
花はまだですがシカが良く食べる、アケボノソウが数株、
数年後に咲くと思われるミヤマセンキュウも復活しつつありました。来年以降が楽しみです。
アイヌ民族文化財団が、伝承に必要な自然素材を育てているエリアにちょっと立ち寄りました。
来年以降が楽しみです。紹介する観察会などを開いていただけるとうれしいですね。
実験地では、アケボノソウが3輪だけですが開花。今年随分増えたツルニンジンが花を開き始めました。
皆伐して6年目、種から生えたクサギ(臭木)が今年初めて花を付けました。
雨が止んだばかりのせいか、ヒョウモンチョウの仲間、ジャノメチョウの仲間、モンシロチョウが少しでした。
エゾゼミ、ミンミンゼミが時々鳴いていました。次々と小枝を渡るは、メジロだったそうです。
紫の実が楽しみです。ケヤマウコギも開花中でした。
そのほか、開花中の草花。
オトギリソウ、オトコエシ、キンミズヒキ、クサコアカソ、ハエドクソウ、ハナタデ、イヌタデ、
クルマバナ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、タカアザミ、エゾヤマアザミ、タツノヒゲ、カノツメソウ、ツリフネソウ、ツルニガクサ、ウヌトウバナ、クルマバナ、ヒメシロネ、ヒヨドリバナ、
ミヤマセンキュウ、ミヤマヤブタバコ、ヤマニガナ、ヤマハハコ、ヨブスマソウ、ツルニンジン、
エゾノコンギク、ツユクサなど。
エゾフユノハナワラビが出てきていました。 秋です!
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