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ALWAYS 三丁目の夕日'64 ★★★★★★☆

2012-02-12 13:08:59 | 映画

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2012年 吉岡秀隆 堤真一 薬師丸ひろ子 堀北真希 小雪

相変わらず、、期待通りの秀作です。コレを見て泣かない大人はいないと思います。舞台は東京オリンピックの年。3丁目に住む人々は変わっていないんです。このシリーズって渡鬼みたいにどこまでもできそうなんです。1作目から子役は大きくなり、ろくちゃんの結婚話、芥川家の出産、そして淳之介の旅立ち。どうしてこう温かくて優しく日本人で良かったと思うくらいの懐かしさと嬉しさがあります。その時代を経験していていないのに、このノスタルジー感に安らぎさえ感じます。シリーズ化になるとその回によっては出来不出来がありますが、この作品はどの作品も素晴らしい。笑って泣けてそして泣けて泣けて。とにかく芥川さんが素晴らしいです。彼の父親との確執が出てきましたがそれが伏線になっていました。実は田舎の父親に小説家になることを当時大反対され、殴られて追い出されて勘当されていたんです。その父が危篤と知らせが入り、しぶしぶ田舎へ帰ります。それでも温かく迎えてもらえずまた逃げるように東京へ。そして届いた死亡の知らせ。再び戻った芥川さんは父親の真実の愛を知るんです。厳しく追い出されて背水の陣の気持ちが無いと厳しい小説家人生はおくれないというスパルタ式の大きな愛だったんです。彼の部屋においてあったあの雑誌でもう号泣。そして、緑沼という新生の小説家が実は淳之介だとわかり、彼の本当の気持ちを聞きだした同じように厳しく送り出す芥川。もーーーーー、涙腺決壊。泣けたーーーー!!1作目と同じように淳之介が去っていくのを追いかける芥川。貧しかった芥川がクリスマスプレゼントを贈ったあの万年筆。

ろくちゃん、、もっと交際したほうが、、。ま、いい人だったからいいんだけど、この辺りは駆け足だったな。青森からでてきた出稼ぎの子が医者の妻って、、。なんか出来すぎやな。

芥川家に長女誕生。小雪の存在が薄かったなっていう印象があるけど、すっかりいい奥さんで幸せそうだったわ。芥川さんもこのままでおわらないでしょ。連載は打ち切りになったようだけど、是非次回作で復活を。芥川さんは自分が小説家で苦しい生活なので出来のいい淳之介には東大へ行ってもっと安定した職業をって話してたんだけど幸せって何だろ。出世やお金じゃないな。ろくちゃんのだんなさん、医者だけど田舎の診療所で静かに暮らすっていう夢が彼の幸せだった。鈴木オートの奥さんの幸せは好きな人と一緒にいることだったし、芥川さんの奥さんもそうだった。少し長い映画ですが、全く長さを感じない素晴らしさです。この3丁目の人たちとは映画館に行かないと会えません。毎回あの綺麗な夕日を見るのが楽しみなんです。是非是非、ずっとシリーズを続けて行って欲しい作品です。