韓国ドラマ大好き

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い ★★★★

2012-02-19 23:50:58 | 映画

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2012年 トム・ハンクス サンドラ・ブロック トーマス・ホーン

あらすじ 911の同時多発テロで、大切な父(トム・ハンクス)を亡くした少年オスカー(トーマス・ホーン)。ある日、父の部屋に入ったオスカーは、見たことのない1本の鍵を見つける。その鍵に父からのメッセージが託されているかもしれないと考えたオスカーは、この広いニューヨークで鍵の謎を解くため旅に出る。

何と!3週続けて映画を見に行ってしまいました。お正月にもらったチケットを消化するためです。映画の評判もそこそこでアカデミー賞ノミネート作品と言うことで期待大で行きました。感想はどちらかというとつまらないかも。派手なアクションや笑いもなし。あの911事件で突然父親を失った少年が鍵の謎を解く過程が描かれてるんだけど、この少年はいわゆるアスペルガー症候群。この症状を理解しておかないと身勝手な少年で迷惑ばかりかけてるように映ってしまう。いろんな人を訪ねて歩くんだけどほとんど人はあの日に父親を亡くしたと言うと優しく接してくれる。日本の震災のようにアメリカにとっては歴史的な出来事。いつもと同じように朝、出かけた父親が最後のメッセージを残して帰ってこなくなってしまった。葬儀といっても遺体もない。今朝まで3人家族だったのに夜には2人だけにって。その家族の悲しみははかりしれない。そんな現実は痛かったな。どちらかというと日本的な映画のような気がしました。淡々と少年の心の動きが綴られているような感じなんです。あの鍵の謎がなんなのかっていう期待感はずっとあるんです。それと言葉が話せないあの老人。どうしてそうなったのかはわからなかったけど。その鍵の謎は、、、。え?って感じです。父親がオスカーに見つけて欲しかったのは鍵ではなくてあの手紙だった。良かったシーンは2つ。オスカーがお父さんが言ってた。お母さんを愛してる。あんないい子はいないって聞いてお母さんが涙するシーン。ここはちょっとグッときたわ。あと、再びおじいさんがおばあさんのところへ戻ってきておばあさんが黙って荷物を廊下に置いてそれをおじいさんが拾っていくシーン。言葉は要らないのよね。オスカーの行動をお母さんはお見通しで前もって実は、、、。

それはサプライズな事が最後にあったんだけど、ちょっとありえなくない?いい話かもしれないけど、素直に感動まではいかなかった。

タイトルのものすごくうるさいってこの少年の内面的なことかな。日常的にする音がたぶん彼には耐えがたい音になって聞こえることがあるみたいだけど、心情を映画で表わすのは難しいと思うけどそれは表現されていた。その辺りの一種の芸術性は認める。映画という芸術作品があるなら指標となる作品のような気もする。玄人受けするちょっと考えさせられる映画なんです。疲れている毎日の日常から救ってくれるような映画でもありません。ただ、あのオスカー役の彼は、演技と言うより本当に自然なんです。普段の彼の生活がまさに描かれているようなドキュメンタリーかと思うくらい逆に言うと素晴らしいのかも。逆にアメリカの多くの子役が成功した暁には不幸が待っていることがおおいのでこの主演作品で人生が来るってしまわないかと心配になるくらい彼の存在感も表現力も秀逸です。普段も非常に優秀な子供さんのようで、14才でありながらとび級で高校1年生。この映画のために多くの遺族の方とあって参考にしたとか。特にアスペルガーの設定でなくてもいいのではって思ってしまうけどなあ。

お勧めかと聞かれればNO。テレビ放送を待たれてもいいかも。