「関西電力大飯原発の偽装請負、太平電業幹部ら3人逮捕」(1/13gooニュース)
プラント工事会社の大平電業(東証1部上場)の偽装請負問題は、原発での偽装請負と供給会社に暴力団関係者がいたこと。
そこが、単なる「偽装請負」問題とは違うところです。
10年くらい前から偽装請負問題がマスコミで取り上げられ社会問題化しましたが、建設業などの一部業界では今も当たり前に行われているのも事実。
「請負」とは、民法上、仕事の完成を行い、これに対して報酬を支払う形態ですから、例えば、「作業員の人数×日数」の積算が請負金額であれば、それは厳密には「請負」ではない。
指揮命令を行う会社と作業員が所属する会社が違うと、何か災害が起きたときに、責任の所在があいまいになることが、偽装請負の最大の問題。
作業員を送り出す方の会社(人夫出し屋)は大概零細企業なので、機械に安全設備を付けたり、万が一の金銭的補償を支払う余裕はない。
偽装請負は無くならないと思いますが、今回のように上場企業が関与して、暴力団の資金源に流れるのは、やはり問題です。
偽装請負で名をはせた会社といえば、今は亡きクリスタル・グループ(京都市)。判例では、松下プラズマディスプレイ事件が有名。(労働者側が事実上の敗訴)
会社間の「偽装請負」よりも、労働者なのに「業務委託」や「個人事業主」として扱われる「偽装請負」にもっと世間は目を向けるべき。
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