Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

泰元紀@都賀 千葉レトロ系! 創業20年の「柳麺」


今日は僕にとって特別な日。マイホームの上棟の日(昨日と今日)。昔みたいにセレモニーみたいなことはしないんだけど、棟梁の人と対面する日なのだ。家の「棟」が家のてっぺんに上る日に行う儀式が「上棟式」なんだそうだ。(ただこのセレモニーも最近はほとんどやらなくなったそうだ)

で、そんな現場を午前中ずっと眺めていた。これから長いこと住む家だが、この現場は一回きりしか見ることができない。今日だけしか見ることのできない一回限りの出来事なので、この目にしっかりと焼き付けておきたかった。で、お昼を迎える。

前回行って、とても感じよかった「泰元紀」に向かった。前回は、新作の「坦々つけ麺」を食べたが、まだここの定番のラーメンを食べていなかったので、一番スタンダードのラーメン、「柳麺(ラーメン)」(420円)を注文することにした。

ここでは、ラーメンのことを「柳麺」と表記している。店のおばちゃんに尋ねたら、「これでラーメンっていうのよ。中国語よ。これがラーメンなのよ~」と話してくれた。僕らは、カタカナでラーメンと表記したり、拉麺と表記したりするが、ここでは「柳麺」に徹底している。僕的には「拉麺」の方が馴染み深いが、「柳麺」という表記も有力なラーメン起源説の一つだ。(ちなみにググると、柳麺が36,000件、拉麺は22400,000件となっている。支那そばは417,000件、ラーメンは187,000,000件也) ラーメンの意味についてはこちらを参照!(よくまとまっています) 

本場と言われる中国のラーメン事情についてはこちらを参照

さて、泰元紀の柳麺。420円という他では信じられない値段のラーメンだが、見た目はとてもオーソドックスな昔ながらの中華そばって感じのラーメン。醤油のスープに、なると、のり、めんま、チャーシュー、ネギなどなど、昔ながらのラーメンのノスタルジーを誘うようなヴィジュアルに思わずうっとり。「こういうラーメンが、本来のラーメンだよなぁ~」、と。

しかし、泰元紀ならではのポイントもいくつかある。

ここのスープは、チキン感覚たっぷりの鶏をベースにしたあっさり中華スープ。スープとしての完成度も高く、そのままスープとして飲めちゃいそうなあっさり中華風醤油スープだった。透明度が高くて、すっきりしている。現代的なラーメンしか好まない人にはちょっとつまらない味に感じられるだろう。しかし、ラーメン・レトロマニアにはたまらないスープと言えるだろう。

それから、僕が感動したのは、ここのメンマ。420円のラーメンにはありえないほどたくさん盛られたメンマが絶品。長さはまちまちで、裂け目が荒いところからして、自家製メンマだろうなと思わせる。このメンマが一際際立っていた。美味しい。

そして、小松菜。ほうれん草かなと思いきや、全然食感が違う。小松菜のシャキシャキした食感が、ここの淡白なスープによく合っていた。小松菜っていいものだなぁとしみじみ思ってしまった。ほうれん草にはない食感で、ラーメンによく合っているなあと感動してしまった。

全体的な印象としては、中華屋さんのシンプルなラーメンって感じ。ラーメン・フリークにはオススメできないかもしれないが、この都賀という地で、20年間地域の人に愛されてきた味のラーメンなので、このラーメンに「批評」など必要あるまい。これでいいのだ。これがここのラーメンなのだ。通ぶって、色々言うのはナンセンスだと思った。この味を否定するってことは、ラーメンの歴史性を否定するということだ。こういうラーメンがあって、今のラーメンがあるのだから。

それにしても420円とはお見事。今のご時勢、2倍の840円程度のラーメンもたくさんある。そりゃ2倍もすれば、味も2倍美味しくて当然。この値段でこのクオリティー、これこそ驚きだ。チャーシューも、若干パサパサした感じもあるが、僕の好きなタイプのチャーシューだった。

千葉レトロ系のラーメン、僕は好きです。近くには江北もあり、都賀駅界隈では、レトロで美味しいラーメンが二種食べられる。泰元紀、いいお店です。

  

中国料理 泰元紀
千葉県千葉市若葉区西都賀3-2-6
043-253-4932
10:00-22:00
水曜日、第三火曜日OFF

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