ふと、最近、思う。
これからの人生は、きっと、別れの連続なんだろうなって。
もしかしたら自分が先に逝くかもしれないけど、生きている限り、これからは別ればっかりだろうなって。
このブログを始めた時はまだ、僕の祖父母は3人、生きていた。3人とも元気だった。
けど、この9年で、3人の祖父母が亡くなった。3人とも90歳を超えていて、苦しみのない死だったけど、それでも悲しかった。
もう会えないから。二度と会うことはないから。
これからきっと、そういう別れを何度も何度も繰り返すのだろう。
***
先日、お隣の国で、多くの若者が亡くなった。
ご遺族の方の姿がテレビに映し出されるたびに、胸が締め付けられるようだった。
17年くらい、ずっと育ててきた子どもを突然に亡くす、というのはどんな気持ちなのだろう、と。
「悲しい」なんてものではない、と思う。何よりも苦しく、張り裂ける思いなんだろう、と想像する。
「我が子を亡くす」、という経験は、何よりも苦しいだろう、と思う。想像するだけで、震えてくる。
別れは誰にでもあるけれど、全く予期せぬ突然の死別ほど、悲しく、辛いことはないだろう、と思う。
それも、自分より若ければなおさら。我が子となれば、もう、、、、
***
世の中では、たくさんの命が、人為的な原因で、亡くなっている。
テロもあるし、事件もあるし、車の事故もまだまだたくさんある。
自殺で自らの人生を終えてしまう人も、まだまだたくさんいる。
誰かが命を落とす、ということは、それだけ誰かが泣いている、ということ。
「もう会えない」、ということほど、辛く、悲しいことはない。
もちろん、みんな、それでも生きていくし、生きていかなければならない。
だから、人生って、生きれば生きるほど、悲しいものになっていくんだろうな、と思う。
もちろん楽しいことや嬉しいことも人生にはあるけど、それは一時的な人生の慰めに過ぎない。
僕らはみんな、死に向かって生きている。100年後には、今存在する人のほとんどが存在していない。
僕だって、きっと50年後には存在していないだろう(多分…)。
みんな、死にゆく運命だし、その過程で、何度も別れを経験するんだろう、と思う。
人の死を見届けることほど、悲しいものはない。
***
そんなことを考えていたからか。
そういう歌がふと浮かびました。なんとなく曲が降りてきました。
1年ぶりに、自宅録音(宅録)をしました。
公私共に忙しくて、なかなか昔みたいに宅録に没頭できないんですけど、、、
ゴールデンウィークだけは、自分のためにちょっと時間を取ることができて。。。
毎年、この時期に、曲を作っている気がします。
***
タイトルは、LOST GARDEN。
「失われた庭」。
大切な人を失った後のどうしようもなさを歌にしました。
曲について色々と語りたいけど、そうすると、解釈を固定化させてしまうので。。。
どこまでも、暗く、悲しい曲になりました。
今の時代には合ってない曲かもしれませんが、どんな時代になろうと、僕が好きなのはこういう曲かな、と。
デモ音源なので、音的にはあれですけど、、、
よかったら、聴いてみてください。
↓
(クリックすると、YouTubeにとびます)