佐伯市内に到着したのが、13時45分頃。
で、一軒目の「楽天」で食べ終わったのが、14時10分頃。
この後、最初の予定では「一晃ラーメン」に行くつもりでした。
でも、大分空港から佐伯の大手前バスターミナルに向かうバスの中で、一瞬見かけたお店がなんか気になったんです。
そのお店は、
ラーメン専門店来々軒
(ネットでは「藤原来々軒」)
であります!
どっちに行くかすごく悩んだんですが、気になってしまったらもうそっちの方に…
タクシーの中でも迷いに迷い、、、
タクシーの運転手さんに聴いたら、「来々軒は地元でもすごく人気だよ。俺も好きなんだ」と教えてくれて、もう、来々軒に行くしかない!ってなりました。
こちらのお店は、15時までの営業となります。
14時30分過ぎに到着しましたが、この時点で満席になっていました。
やはりこの来々軒、地元の人気店だったか…?!
外で席が空くのを待っていたら、一人の男性がお店にやってきました。
その人はこのお店の常連さんっぽくて、色々話を聞いていたら、なんとその人もまたグルメ系のインスタグラマーさんで、しかも、僕と近い職業の人だったんです。
待っている間、佐伯のグルメ情報についていっぱい教えてもらいました😂
これもまた、旅の一期一会ですね~~✨
こちらが店頭に出ていたメニュー表です。
ラーメン一杯650円って、もうちょっと、、、(;´∀`)
首都圏じゃラーメン一杯1000円が当たり前なのに、、、
地方に行くと、まだまだ600円台のラーメンっていっぱいあるんですよね。
これを喜んでいいのか、悲しむべきなのか、よく分かっていませんが、、、💦
バターラーメンとカレーラーメンがすっごく気になるところです…
こちらのお店に決めたもう一つの理由がここにあります。
夜営業は現在行っていないんです。
行くなら、ワンチャンっていうか、今しかないぞ!って。
…
で、お店に入ります。
お店の中は、まさに「昭和のラーメン屋」って感じで、雰囲気たっぷりです。
昭和40年代前半に創業した50年以上の歴史をもつお店の風格たっぷりです😊
聴くと、なんと(少なくとも)創業56年以上なんだとか(!!)
創業者の息子さん兄弟が今は厨房を守っているそうです(お兄さんが55歳なんだとか…)。
こちらが店内のメニュー表です。
基本的に「スープ」は豚骨スープ一種のみ、だそうです。
基本のラーメンが豚骨ラーメンで、醤油ラーメンは豚骨醤油ラーメンになるんですって。
更に様々なバリエーションとして、バターラーメンやカレーラーメンがあるみたいです。
でも、全部、基本的に「豚骨ラーメン」だということですね。
僕としては「佐伯ラーメン」が食べたい!と思ってここに来ているので、「いわゆる佐伯ラーメンはどのラーメンですか?」と尋ねると、、、
ここのラーメンは、いわゆる(巷で言われるところの)「佐伯ラーメン」ではない、とのことでした。佐伯ラーメン自体、このお店が創業した後で、いわば「再帰的」に作られたもので、このお店のラーメンは、そういう再帰的な佐伯ラーメンに与していない、とのことでした。(ご当地ラーメンエリアでの老舗店の「あるある」でもあります)
お店の看板メニューは、そのまま「ラーメン」とのことなので、こちらを頂くことにしました。
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!
こちらが、佐伯の老舗店「来々軒」の自慢の一杯、
ラーメン
です!
これで、このボリュームで、このヴィジュアルで、たったの650円です!
ホントに、とてもじゃないけど、これで650円ってあり得ませんよ…。
首都圏だったら、今や900円は下回らないであろうヴィジュアルの一杯です。
zoom up!
スープの表面に、胡麻と胡椒がふりかけられています。
この胡麻と胡椒が、佐伯ラーメンの一つの特徴なのかな?と思いました。
胡麻と胡椒が最初から入った豚骨強めの豚骨醤油スープ?!?!
で…、スープを一口飲むと、、、
「うおおお!! これぞまさに九州のど豚骨! ガツンとくる豚骨スープだ!!」
って叫びそうになりました。
豚頭も含め、豚骨たっぷりの豚骨100%の豚骨スープなんだそうです。
さすがは(大分とはいえ)九州の老舗のラーメン店なだけはありますね🍜
このスープ、ホント「豚骨!」って感じでした。
関東で食べる豚骨ラーメンと違い、濃度としてはそれほど濃厚って感じじゃないんですが、関東の豚骨ラーメンとは比較にならないくらいに「ど豚骨味」のスープになっています。
そこに、胡麻と胡椒のテイストが加わり、独特なスパイシー胡麻豚骨スープになるわけですね。
ただ、このラーメン、自分的には「これははたして佐伯ラーメンなのか?」と問いたくなりました。ここのラーメンは、いわゆる「佐伯ラーメン」というカテゴリーに属するものではなく、「福岡系の豚骨ラーメン」なんじゃないか、と。博多と久留米の間くらいの味??って思う自分がいました。なんか、「豚骨ラーメンを食べてる!」って感じでしたかね。
ただ、どこか福岡系よりも、ライトさとすっきりさはある気もしましたが…
…
麺は、うん、やっぱり柔らかい感じに仕上がっていますね。
柔らかくて、食べやすくて、ストレスを感じないタイプの麺でした。熊本ラーメンの麺に少し近い感じだったかな?! 熊もtラーメンの麺よりやや柔らかい感じ?!
聴くと、ここ佐伯にある地元の製麺所の麺を使っているとのことでした(佐伯には2つの製麺所があるらしく、その1つの製麺所から取り寄せているそうです)。
量的にもそんなに多くはなくて、2杯目ですがさくっと食べられました。
あと、ここ、「替え玉」ってないんですね。
佐伯のラーメンって、シンプルで、安くて、そして意外と量も控えめなのかな?!
チャーシューは、薄切りスライスされたのが二枚入っていました。
この「薄さ」もまた、佐伯のラーメンっぽさなのかなぁ?!
ライトだけど豚骨感抜群のスープに、この薄切りチャーシュー。
とても食べやすくて、す~っとお腹の中に消えていくのが、気持ちよかったですね。
麺の写真を撮り忘れました…、が、この一枚だけ、麺が写っていました(;´∀`)。
中細の柔らかめのストレート麺でしたね。
あと、追加の無料トッピングに「紅生姜」、ありました!
佐伯もまた、ラーメンのトッピングに紅生姜が付くんですね。
ここも、これから先の佐伯ラーメン食べ歩きにおいて重要になってくるポイントですね👆
***
というわけで、、、
佐伯の町で56年以上営業を続けている老舗の「来々軒」のレポでした。
ものすごく「ど豚骨」なラーメンを頂きましたね~~。
ただ、一つ、心残りなのが、「醤油ラーメン」の存在です。佐伯ラーメンって、一般的に「豚骨醤油ラーメン」って言われていて、ここの「醤油ラーメン」を食べるべきだったかなぁってことです。
ラーメンの方は、なんか王道の主流派の「ど豚骨ラーメン」で、あまり「佐伯ラーメン」って感じでもなかったのかな?って。まだ、クラシカルな佐伯ラーメンを食べていないので、なんとも言えませんが、、、
2軒食べてみて、まだ「佐伯ラーメン」がなんなのか、どんなラーメンなのか、全く分かっていないなってことだけは分かりました(苦笑)。
でも、佐伯において、最も有名で人気のラーメン店の一つであることは間違いなさそうです。
>佐伯のラーメンマップにも当然、こちらのお店が紹介されていますよ!
…
気になる創業者のお父様ですが、もう80歳になられる方で、今は厨房には立っておられないとのこと。今は、そのお父様の息子さん2人がお店を仕切っているみたいです。
僕が行ったときは弟さんの方が厨房に立っていました。
少しお話しましたが、かなり頭のよい人なんだなぁっていう印象を受けました。言い回しも独特で、わりと文学的な文法をもっている人だなぁって(n*´ω`*n)。
僕が「佐伯ラーメン」という言葉を口にすると、少し口ごもりながらも、「うちのラーメンは、『佐伯ラーメン』ではない」という話をいろんな角度でしてくれました。
この話は、後のお店でも繰り返し出てくるところなので、大事なところかなと思いますね。
佐伯だけではないですが、どの地域に行っても、「うちは〇〇ラーメンではない」というメッセージを発するお店はあります。また、00年代のご当地グルメブームの時に顕著にみられましたが、「〇〇ラーメンは、町おこしの一環で、〇〇団体が勝手に作ったものだ」とか、「〇〇ラーメンは、メディアが騒いで勝手に広まっただけだ」という声も実はけっこうあるんですよね。
佐伯ラーメンも、もしかしたらそういう背景があるのかもしれません。「外の人間が勝手に『佐伯ラーメン』を語り始めて、勝手に広まったものだ」、というような背景が…。
でも、更に考えてみれば、だいたいどのご当地ラーメンも同じような感じじゃないかな?!とも思いますね。お店が主体になろうと、商工会議所が主体になろうが、マスメディアが主体になろうが、結局は、なんか平坦化された「〇〇ラーメン」ができちゃって、それが広まってしまう、みたいな。
ただ、そういう「〇〇ラーメン」という概念(ここでは「佐伯ラーメン」)が広まるからこそ、僕みたいな千葉のラーメン好きがわざわざ佐伯までラーメンを食べにくる、という現実もあります。
でも、お店としては、そんな一般化された「〇〇ラーメン」に、自分のお店のラーメンを重ねてはほしくないよなぁ、という気持ちも分かります。難しいところですが、、、
テイクアウトもやっているんですね~~。
持ち込み容器でテイクアウトする人もいるんでしょうね?!
一度、僕もやってみたいなぁ~~~(n*´ω`*n)
来々軒はこんな感じです。
駐車場はい~~~っぱいあります。
駅からも結構離れていますし、車のお客さんがほとんどなのかな?
きっとずっと愛され続ける佐伯の人気ラーメン店なんでしょうね!!
同じ敷地内には、「すき家佐伯店」がありました。
すき家と同じ駐車場…ってことになるのかな?!
「今日はラーメンにする? すき家にする?」なんていう会話もしているのかな?!
とりあえず、1日目の昼の食べ歩きはこれで終了です。
2000年創業の「楽天」~1960年代後半創業の「藤原来々軒」。
なかなかいい感じの2店舗でしたね\(^o^)/
…
この藤原来々軒からは、歩いてホテルに向かいました。
町中から少し離れてますが、のんびりと散歩をしながら、戻りたいと思います。
なんといっても、人生初となる「大分県」の「佐伯市」ですからね。
初めて来る場所って、やっぱりすごくドキドキするものです💓
歩いて、20分ちょっとで、到着しました。
佐伯セントラルホテル
です!!
駅前にもホテルがありますが、今回はいわゆる「旧市街地」の中心にあるこのホテルにしました。
このホテルの1Fにも、新鋭気鋭?のラーメン店が入っているんですよね。
このホテルで、無料のレンタサイクルが借りれるので、夜は自転車で色々回りたいなぁと思います。
やっぱり、人生は旅ですよね~~\(^o^)/
どんな「出会い」があるかな?!?!
ちなみに、場所はこんな感じです。
やっぱり地図上で見ても、佐伯市内からはちょっと離れてますね~。
でも、佐伯に来たら、やっぱりここは外せなさそうですね~~✨
PS
【大分県佐伯市】2024年最新佐伯ラーメンはこれ!人気店ランキング5 #大分グルメ #佐伯ラーメン
こちらのサイトでは、ランキング1位に来々軒が選ばれています!!\(^o^)/