一千葉人として、そして、一市民として。
成田と羽田の問題。
これは、僕にとってもすごく関心がある。
グローバルな視点とローカルな視点を合わせると、
「国際線が成田から奪われるのはとても許せないが、
根本的に、成田空港はとても不便である」
という葛藤に落ち着く。
東京から成田までのアクセスは、
世界レベルで見てもかなり厳しい。
だいたい都市から1時間くらいのところにあるし、
国内線と国際線が相互乗り入れをしている。
ストックホルム郊外のエアポートまででも1時間ちょっとだったような。
ただ、歴史的な視点に立てば、
成田を無碍にすることは絶対に許されない。
千葉で育った僕としては、成田空港のいきさつについて、
無視することはできないし、ないがしろにはできない。
そこで、僕の提案!!
コンセプトを明確にして、すみ分けを図る。
(これは森田知事も言っていた)
どんなコンセプトがいいかというと、
現実を重視する羽田と、
ロマンを重視する成田、
というのはどうだろうか?
羽田は、「旅」や「旅行」ではなく、「ビジネス」を基軸に置くのだ。
そうすると、アジアやアメリカが中心の空港となる。
ビジネスに都合のよいダイヤに徹底するのだ。
観光や旅行については何の考慮もしない、と。
で、成田は、ビジネス的な要素をできるだけ減らして、
「旅」や「旅行」、「ツアー」、それに「流通」を従事する。
(24時間のメリットは人の動きだけだから、
「流通」はこちらで。あ、でも共存できるか。。。)
僕個人的には、成田というと「世界の旅の玄関口」というイメージがある。
外国の人にとってみても、多分「便の悪さ」を主張するのは、
ビジネスで日本に来る外国人だろう。
実際、僕の海外の友人で、日本に旅しにきた人は、
誰も成田の不満など言っていない。
成田で観光して帰国する外国人も決して少なくない。
成田は、空から降りてくると、緑と自然でいっぱいなのが分かる。
メガロポリスTOKYOのイメージは感じられない。
そこもまた、魅力的なところじゃないかな、と。
どんな「都市」が待っているんだろう?という旅行客の期待を誘う。
成田~羽田の接続の悪さも、ビジネス的には足かせとなるけど、
旅行客にとってみれば、(たいへんはたいへんだけど)
これも一つの「JAPANの個性」ということになる。
ビジネスでの利便性の追求は、さすがに否定できない。
(それに、世界旅行に行く時にビジネス人を見るとちょっと・・・)
(また、逆に、ビジネス人にとっては、旅人はむかついたり・・・)
で、
リアリスティックな羽田と
ロマンティックな成田。
そうすると、共栄共存できる・・・かな?!?!
(いや、そんな簡単な問題じゃないんですけど。。。一意見として)
*超個人的なことを言えば、ヨーロッパ便が奪われないことが最重要。
ドイツやスイス、その他欧州の便があれば、僕は永遠に幸せ。
(僕の中では、成田=欧州への扉なもんで。。。)
だいたい今の土地だって、成田と東京の間だから買ったんだもん!
と、勝手なことを言ってみたり。。。