遂に遂に、鹿児島にやってきました。
念願悲願の鹿児島です。
それは、ラーメンブロガーとしても念願悲願でした。
鹿児島には、「鹿児島ラーメン」というご当地ラーメンがあり、ずっと食べたいと思っていました。
今回は、自分の出自を知る旅であり、且つ「鹿児島ラーメン」に出会う旅でもあります。
…
まず、鹿児島中央駅に着いて、ホテルより先に向かったのが、
味のくろいわ本店
であります!
看板には「ラーメン味のくろいわ」と書いてあります(古い表記ですかね)。
このくろいわこそ、鹿児島ラーメンの代表格であり、鹿児島を代表するラーメン店であります。
創業は昭和43年っていうから、僕より7つ上、創業56年という歴史あるお店です(こちらもチェック!)
本店は、鹿児島の中心地である「天文館」の中心のアーケード内にあります。
遂に、くろいわに来たんです…😢
あまりの感動に涙が出てきそうです。
昭和43年にこの場所で創業したんですってね。まさにここが本店なんです。
ここのラーメンを食べれば、まずは「鹿児島ラーメンとは何か」が分かるんです。(古さで言えば、このエリアにある「のり一」の方が古いんですが、「代表的な鹿児島ラーメン」となると、ここがまずベースかな、と)
店頭にこんな写真が飾られていました。
「おおおお、これが鹿児島ラーメンか?! これがくろいわラーメンか!!」
感動が止まりません!!😂
なお、ラーメンは一杯950円となっています。
一説によると、鹿児島ラーメンはもともと「価格が高い」という特徴をもっているそうです。
この950円というのは、昨今の物価高騰による値上げによるものではなさそうです。どうも、もともと高いのが、鹿児島ラーメンの特徴なんだとか?!(その真相も確かめたいですね)
…
で、このお店では、まずレジのところでラーメンの注文をしてお金を払います。
いわゆる「先払い」のシステムなのですが、対面式で、なんか和みます。
上の写真の通り、「ラーメン」と「みそラーメン」と、あと「チャーシューメン」のみですね。
もちろん僕のお目当ては「鹿児島ラーメン」なので、ラーメンを注文しました。
いったいどんなラーメンなんだろ、、、
って考えていたら、、、
いきなり、大根の酢漬けのお漬物が登場です!!!
そう、このラーメン前の「お漬物」が、鹿児島ラーメンの大きな特徴なんですね。
このお店に限らず、どのお店に行っても、この「お漬物」が出てくるんです。
値段が(九州の他の地域より)高くて、ラーメン前に漬物が出される、というのが「鹿児島流」なのでしょう。
これをボリボリ、かじりながらラーメンの到来を待つのが、鹿児島のスタイルなんですね。
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、もうず~~っと念願悲願だった鹿児島の、
ラーメン
です!!
これが鹿児島を代表する鹿児島ラーメンですか!!!😂
初めて出会う、初めての土地のご当地ラーメン…
この感動やトキメキ、すっごく懐かしい気持ちです💞
青い器に、白濁としたスープに、たっぷりのネギともやしに、揚げ玉ねぎ(フライドオニオン)?!
博多でも、久留米でも、佐賀でも、熊本でもない「豚骨ラーメン」?!
もうテンションは最大リミットを超えています✨
zoom up!
こんなラーメンになっております。
作る工程を見ていると、タレ二種類を入れて、塩と化調を入れて、メインの白濁スープを加えていました。タレ二種類がいったいどんなタレなのか、とても気になるところであります。
スープを一口飲むと、、、
「おおお、こ、こ、これが鹿児島ラーメンの味なのか? 熊本でも博多でも久留米でもない味だ…」
って思いました。
スープ自体、しょっぱさはなくて、濃くもなくて、ファットでもなくて、とても飲みやすいスープですね。豚骨だけじゃなくて、鶏を入れているせいか、あまり尖っておらず、臭みもなくて、なんか、よくもわるくも、「よいこ」って感じでしたかね。強いていえば、「こくまろタイプ」?「こくまろとんこつスープ」?!かな?
前々から聞いていた「鹿児島のラーメンは甘い」っていうのは、思わなかったかな。甘くはなかったです。
関東人目線で言えば、「しゃばしゃばなスープ」で、「すごくさらっとした豚骨スープ」って感じ?! でも、「まずい」ってわけではまったくなく、また、物足りなさがあるわけでもなく、、、
で、ここのラーメンの特徴は、「揚げ玉ねぎ」「フライドオニオン」が入っていることですかね。これは、くろいわ独自のものなのか、鹿児島ラーメン全体のことなのか、まだ分かりませんが、「揚げ玉ねぎ」が入っているんですね。
熊本ラーメンは、「焦がしニンニク」「ニンニクチップ」「フライドガーリック」「マー油」などが入るラーメンですが、鹿児島ラーメンだと、ニンニクの代わりに、揚げた(焦がした)玉ねぎが入るのかな?!
この辺もまた今回の探求のポイントになりそうです。
麺はこんな感じです!!
これは、中太の綺麗なストレート麺になっていますね?!
柔らかめに茹でられていて、ソフトで優しい食感の麺になっていました。
この麺、面白いかも?!?!
お隣の熊本県の麺にも似てなくないし、また、沖縄そばの麺に通じなくもない。沖縄そばの麺ではないけど、それとまったく違うっていう感じでもなく、、、
そして、ご覧ください!!
この立派過ぎるこんがりチャーシューを!!!
ノーマルのラーメンだと、このチャーシューが3枚。
で、チャーシューメンだと7枚のるんですって!!
ノーマルで3枚のるんだったら、ノーマルでいいかなって思いました。太っ腹なお店ですね~💓
大根のお漬物も、「是非、たくさん食べてくださいね」とのことだったので…
この大根のお漬物も、ラーメンに入れちゃいます!!
いや~、こんなラーメンワールドになるなんて!!!
これは、他の地域ではなかなか体験できないラーメンですよ。
お漬物を後のせできるご当地ラーメン、素晴らしいです😂
あと、特徴的だったのが、この細い細いもやしさん!!!
千葉人の僕が普段食べるもやしとは、形状も食感も風味も異なるもやしでした。
聴けば、「鹿児島のもやし(鹿児島もやし)を使っている」とのことでした。
(結論から言えば、こういう細くて特徴的なもやしを使っているお店はここだけでしたが…)
…
鹿児島ラーメン、とってもふくよかでさっぱりすっきりしていて、ライトな白濁ラーメンでした。
いい意味で、「しゃばしゃば系」の白湯ラーメンになっていて、他のご当地ラーメンとの差別化もしっかりできているなぁって思いました。
一説によると、鹿児島ラーメンは、九州北部の影響よりも、南の影響、つまり沖縄、台湾、更にその先の影響を強く受けているとのことです。
それが正しいかどうか分かりませんが、たしかにここのスープは、ラヲタ的には「しゃばしゃば系」なんですけど、沖縄そば・ソーキそば・八重山そばなんかとも通じる何かがありそうだなぁって思いますね。(沖縄そばも、基本的にしゃばしゃばとした豚骨✖魚介のスープですからね)
***
というわけで、、、
鹿児島に着いて、まず向かった「くろいわ本店」のレポをお届けしました!
ここのラーメン、食べられてホントよかった、、、。
このくろいわ本店、営業時間は19時までなんですよね。で、僕が鹿児島中央駅に着いたのが18時43分頃。改札を出たら、走ってタクシー乗り場に行って、速攻でお店の近くまで行ってもらって、アーケードの中にあるお店なので、そこまで全力疾走で向かいました。もう、ヘロヘロでしたね(;´∀`)。49歳のおっさん、頑張りました。
でも、好きなことをやっているので、ちっとも苦じゃないんですよね。どれだけ辛い思いをしても、そこにラーメンがあるって思うと、なんだってできちゃうっていうかね。
とりあえず、まず行くべきお店には行きました。くろいわラーメン、食べました。
実は惡麺友らんちばさんも2007年に鹿児島に来ていて、まず初めにこのくろいわラーメンを食べたんです。
>2007年12月29日に訪問したらんちばさんの「くろいわラーメン」のレポはこちら!
この記事を見て、僕もいつか鹿児島に行きたいなぁって思ったことを覚えています。らんちばさんより17年遅れて、ようやくようやくこのくろいわラーメンにたどり着くことができました!
ご覧の通り、営業時間は11時~19時までの8時間になります!
毎週火曜日が定休日ってことで、ホントぎりぎりでしたよ。
月曜日に来て、火曜日の夜に帰るので、今日を逃すと食べられなかったんです。
冷し中華(1200円)もあるんですね。
こちらもすごく気になりました。鹿児島の冷やし中華とは、、、(;'∀')
お持ち帰りラーメンなんかもありますね。
焼豚の切れはしも1袋500円で販売しています(欲しかったなぁ~)。
ここに「揚げネギ」とありますが、これは「揚げた玉ねぎ」とのこと。
フライドオニオン入りのしゃばしゃば系の豚骨+鶏ラーメン=鹿児島ラーメン?!
この「鹿児島ラーメンくろいわ」は、Amazonでも買えるのであります!
このラーメンは、有限会社くろいわが出しているので、一番お店の味に近いかな?!
色んなラーメンを出しているアイランド食品からも出ていますね👆
このアーケードを僕は駆け抜けたんです。
このアーケードのことを、僕はきっと死ぬまで忘れません。
だって、それくらい必死になって走ったから、、、(;´∀`)