「子どもの幼心」をコンセントにしたTHE KINDER DREAMSのライブ!!!
5月5日ということもあり、ひたすら「幼心」で、頑張りました。
ホントは、NEIN!で出たかったんですけど、活動休止中なので、、、(;;)
けど、僕のロック人生は休むことなんてありません。いつでもロックバカ。
やれるなら、なんだってします。やります。(もちろんNEIN!の今後のためにも)
ライブハウスでライブができるなら、どんな形であれ、いつでもやりたい。それが本音。
20年くらい我慢してたんだ。それに、いつまでこういうことできるか分からないし、、、(切実)
はい。こちらがこの日のラインナップ。
今回も、(体調はめちゃめちゃ悪かったけど)対バンにはとても恵まれました。
恵まれた、っていうか、めっちゃハイレベルな感じ。
ヘタなバンドが(うちらを除いて)いないっていう、、、汗
さすがは通常ブッキングですよ、、、
通常ブッキングにまさるものはなし、と最近は悟っています。
全部が悪いってことはなんだろうけど、いわゆる「イベント」には、(かつての経験も色々とあり)不信感があります。
仲介を通さずに、ライブハウスとバンドで直接交渉する通常ブッキングこそ、ライブハウス、バンド双方にとってテンションが一番あがるんです。イベントだと、ライブハウスの人となかなかかかわれないし。。。
(ちゃんとした)ライブハウスは、バンドマンにとっての一番の味方。間違いない。
ライブハウスのスタッフさん以上に、バンドのことをちゃんと見てくれる人ってそうそういないですもん。
K's Dreamのスタッフさんたちは、みんな、親切だし、厳しいし、決してバンドに媚びないし、かといって突き放すわけでもない(店長さんでさえ、出演バンドを全部しっかり見てくださるんです)。
僕の第二? 第三? 第四?のバンド人生の再出発の拠点として、ここにして本当によかったと思います。
で、ライブ。
いやー、なんていうか、、、
とても楽しかったです。ただただ楽しかった。それだけ。
ドラマーとしてステージに立つことも、ちょっとずつ慣れてきた。
失敗するポイントも見えてきた。だから、準備するポイントも分かってきた。
自分の今の最大の課題のバスドラム二連はまだまだ。全然ダメ。
だけど、ダメなところがはっきり見えてきた、という点では成長しているのかな、とも。
あと、バンドの演奏に合わせて、後ろで叩くことにも慣れてきた。
ずっとギタリストだったから、ドラムの位置って、すごい違和感があるの。
しかも、ドラムを叩いている時は、もう神経フルに集中しているから、客席なんて全然見えてない。
(ただ、やや大袈裟に叩いているようなフリはしてる)
この集中力は、半端ないです。無我夢中というか、無心というか。
無心じゃないと、いいプレイができません。何か考えだすと、どこかが狂いだす。
無心で居続けることが、ステージ上での最大のポイント。
***
ライブ自体は、なんつーか、、、
ボーカル上代の歌がなんとも心地いいっていうか、気持ちいい。
ライブのMCでも言ったけど、こいつは、まだ学生の頃から、「なんて魅力的な歌を歌うやつだ」、と思ってたから、ボーカルに関してはめちゃめちゃ自信がある。「こいつの歌を是非聴いてくれ!」、と。
僕は、ボーカルにはめちゃめちゃうるさい。っていうか、自分が惚れない限りは、一緒にやらない。自分が一番こだわるのが「ボーカル」だから。楽器隊に関しては、かなり多くの人がいいプレイするんですよ。それに、楽器がよくて、腕がよければ、誰でも巧いですから。けれど、ボーカルはそうはいかない。ボーカルマイクがどれだけよくても、またどれだけ正確に歌うことができたとしても、それで、「いいボーカリスト」とは言われない。
それこそ、「もって生まれた才覚」によるところがとても大きい。あるいは、「知性」とか、「生き様」、「演技力」とか。
一番ごまかしがきかないのもボーカル。
上代は、ある意味で、そういう才覚を十分にもっていて、しかも、その曲の世界観にきちんと入りこめる。歌というものを、本当によく分かっているし、愛している。「私にとって、絶対的なボーカルは、美空ひばりですから」、と断言するくらいだから。
NEIN!のボーカルASUKAもそうだけど、こいつらだったら、僕はただのバックバンドでいいやって思えてくる(もちろん曲、詩は僕も出すけど)。っていうか、いいボーカルだったら、僕は、安心してドラムだけに専念できるし、自信をもってステージに立てる。どんなにいい楽器隊であっても、ボーカルがダメなら、結局はダメになっちゃうし。
そういう意味で、上代は、素晴らしいボーカリストのセンスをもったヤツなんです。
ライブ後のミーティングでも、彼女の歌を絶賛して頂きました。嬉しかったな。単純に。
***
なんか、自分のこれからの使命みたいなものも、ちょっと見えてきた。
才能がありながら、埋もれている若者を見つけて、そいつらをどんどんステージに上げていきたい、っていう。
僕は、結局は教育者なんだと思う。僕を踏み台にして、大海原へと羽ばたいてほしい、っていうか。
「こんな自分でも、ステージに立てるんだ!」っていう実感をもってもらえたら、というか。
誰だって、ステージでみんなに注目されれば、嬉しいもんです。
でも、意外とそれって、そんなに難しいことじゃないんです。
音楽業界に元気がないなら、僕が元気を出させてやる、くらいの気持ちで。。。
ライブハウスって、すごい楽しいですよ。
もっともっと、若い人たちに来てもらえるように、色々とやっていきたいですね。
…
最後に。
今回のTHE KINDER DREAMSのメンバーと共に。
THE KINDER DREAMSは、ボーカル上代の歌を全面に打ち出した、固定メンバーなしのバンドになりそう。
みんな、他に自分たちのバンドをもっているメンバーばかりだし、みんな、自分たちのバンドでできないことをやろうとしてる感じ!?
Bassのホンマンが言っていた。
「THE KINDER DREAMSは、メインバンドじゃないし、失うものは一つもないから、やっていて楽しい」、と。
なるほど。確かに。。。
メインバンドだと、「失わないよう」、「失わなわれないよう」、といつしか考えだします。そうすることで、守りに入っていってしまう。
けど、メインバンドだって、「失ってもいい。全力でただやるだけだ!」っていう気持ちでできなくもないはず。
メインでもサブでも、失うことを恐れないで、いつでも全力投球でやりたいものですね。
DEAR NEXT!