Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

【櫻井敦司さん】あっちゃん、これまで本当に本当にありがとうございました…

ちょっと、もう、何をどう書いていいか分からない、、、

この人生で、こんなに哀しいことがあっただろうか…。

13歳の時に、「櫻井敦司」というすごくカッコいいボーカリストを見て…

それから、もう35年、、、

ずっとずっとずっとずっと、「あっちゃん」の歌と共に生きてきた。

ホントに、ずっと、、、

13歳、僕は、BUCK-TICKと出会って、ロック少年になった。

14歳、不登校になって、お先真っ暗になって、BUCK-TICKにすがった。

TABOOは、この当時、あったはずの未来が断たれた僕を支えてくれた。

中学生~高校生の時は、BUCK-TICKのコピーをいっぱいやった。

当時のBUCK-TICKの曲はほぼほぼコピーしてたっけ、、、

大学生になっても、変わらずに、BUCK-TICKの音楽と共に歩いた。

肌に合わない学生たちと距離を取りながら、BUCK-TICKの音楽で自分を鼓舞してた。

たしか、『Six/Nine』がリリースされた頃だったかな。

「楽園」という曲で、イスラムのコーランを使ったって、団体からクレームが入ったんだっけ。

で、『COSMOS』というアルバムを聴いて、すごく嬉しくなったのを覚えてる。

すごくダークな世界に入り込んでいたBUCK-TICKがまた再びポップになった!って。

1998年、僕の人生が大きく変わった。ドイツに留学したんだ。

ドイツで苦しんでいる時、「囁き」と「月世界」を日本から送ってもらって…。

この時、「月世界」がすごく自分の心に刺さって、何度もドイツで聴いたっけ。

この曲を聴くと、当時留学していたコンスタンツを思い出すんだ。

夜、空を見上げて、月を眺めてたっけ、、、

2000年、24歳で大学院に進学して、、、右も左も分からず…

その時に出たのが、『ONE LIFE, ONE DEATH』というアルバム。

このアルバムを聴いて、過酷な院生活を耐え忍んで、頑張った記憶が残ってるな。

そして、学生から「先生」になって、、、

先生になり、やっぱり変わらずにBUCK-TICKを聴いて、自分の道を歩み始めたんだ。

この「ROMANCE」を聴くと、先生になり立ての頃をすごくよく思い出すな。

何も分からないで、必死に、先生をやってたんだよな、、、2005年頃か。

その頃に生まれた子たちが今、目の前にいる学生たちだと思うと、なんか、、、

それからも、ずっとずっとあっちゃんの歌と共に生きたんだ。

あっちゃんの歌声に、鼓舞され、癒され、慰められ、、、

2015年にあっちゃんのソロ【THE MORTAL】も始動して、、、

2016年にリリースされた「NEW WORLD」は本当にカッコよかった…。

その直後にリリースされたアルバム『アトム未来派No.9』は、僕のバイブル?となって。

この頃に、本当に自分の人生の最大の試練?みたいのもあって、、、

『アトム未来派No.9』を聴いて、その試練?を乗り越えていって、、、

その後も、本当にいい作品をコンスタントに作っていってくれて、、、

コロナ禍でリリースされた『ABRACADABRA』は本当に凄かった…。

このアルバムのクライマックスの「ユリイカ」は、それこそ80年代後半のB-Tサウンドで…

この曲を聴いて、「コロナなんかに負けない!」って思ったんだよな、、、

そして、今年リリースされた『異空-IZORA』が、あっちゃん最後のアルバムになったんだけど…

この異空も、前作を圧倒するようなクオリティーの楽曲ばかりで、、、

この作品は、ウクライナ戦争の影響を強く受けていて、、、

すごく重たくて、すごく悲しくて、でも、すごく強くて、、、

本当に凄い作品だったな、、、って。

って感じで、、、

僕の人生のほとんどが「BUCK-TICK」と共にあって、、、

ホントのホントに一度も「ファン」をやめたことがなくて、、、

ずっとずっと、あっちゃんの魅力(もちろんメンバー全員の魅力)に惹かれてて。

だから、今回のあっちゃんの死をまったく受け入れられなくて、、、

ずっとずっと、これからも素敵な「新曲」を聴かせてくれるもんだと思ってて。

だから、なんか、ホント、心に、胸に、ぽっかりと大きな穴が開いた感じで。

この曲、あっちゃんがすごく好きだった歌。

自分のソロでこの曲をカバーしてるのは、ファンならみんな知っているはず。

あっちゃんが好きなバンドとかも、いっぱい漁って聴いたっけ、、、

とりとめもなく書いちゃった、、、

ただ、こればかりはもうどうしようもないんだ、、、

メメントモリ、、、

人間は、他の動物同様、いつか死ぬものだし、、、

僕だって、そう遠くない未来、いつかは死ぬんだし、、、

だから、「作品」を一つでも多く残したいなって、今は思う。

あっちゃんの「肉体」はなくなっても、その「精神」は、作品と共に生き続ける。

あっちゃんが残してくれた作品は、それこそ整理がつかないくらいにいっぱいある。

僕も、音楽家としてはダメだったけど、執筆家として頑張るだけ…かな。

これからも、あっちゃんの歌を聴いて、この狂った、腐った社会を生きるだけかな。

本当に本当に、今まで、ずっとずっとありがとうございました。

居てくれて、歌ってくれて、ありがとうございました。

素敵な作品を、歌を、世界観をありがとうございました。

櫻井敦司の作品は、ほぼほぼ全部、家にあります。

これからも、僕らあっちゃんチルドレンを天国から見守りください。

本当に本当に、いままで長い間、ありがとうございました。

ただただ、ありがとうございましたって言いたい。

本当なら、もっと僕も有名になって、「対談」、したかったな。

僕が今の研究をやってる、そのきっかけを与えてくれたのは、TUSKとあっちゃんだから。

あっちゃんが居なかったら、今の僕の研究もなかっただろうなって思う。

あっちゃんが過去の虐待体験を語ってくれたから、社会的養護に関心をもったし…。

親子関係の大切さだって、もともとはあっちゃんの様々な発言を聴いて実感したんだし。

そういう意味で、僕の人生の「師匠」だったんだよな、、、

ふぅ、、、

少し書きなぐって、落ち着いてきた、、、かな。

ここにこれを書いても、何の慰めにもならないと思うけど、、、

今思っていることを書きなぐってみました。

あっちゃん、本当にありがとうございましたm(__)m

コメント一覧

成田の猫好きオヤジ
補 です
ダンシングマザー、アナーキーとかスターリンとか。アレなバンドも来ていて。
ドリンクがグラスか紙コップかで、安全度が図れたとか。グラスをステージに投げるとか、乱闘になると危険とか。ダンシングマザーは紙コップでした。
成田の猫好きオヤジ
そうです、ダンシングマザーです。当時、私は月数回出てました。LOOKの前座とかもしてました。ジャパンの前のXともすれ違ったり。
昨夕、喫煙と買い物に寄ったコンビニ、駐車場側に貼られたポスター、BAKU-TICK公演の告知あり。…儚いものですね…
sehensucht
成田の猫好きオヤジさん

そのライブハウスって、「ダンシングマザー」(旧ダイエーの裏)でしたか?!? たしか、ダンシングマザーには来ていた気がします。

月海さん

IMAGEは最高のアルバムですよね。僕も今も大好きで聞いています! 捨て曲なし! デビューアルバムらしさ全開ですよね。

応援とリスペクト、ホントにそうです、、、😢
月海
お疲れ様です。やはりKeiさんにはLUNASEA好きなのバレてしまいましたね💦メジャーデビューする前のIMAGEと言うアルバムはもはや聖書です。BUCK-TICKがこれからどんな道を歩んでも応援とリスペクトはやめません!
成田の猫好きオヤジ
40年近く前、千葉のライブハウス、楽屋(階段下のかがまないと動けない)辺りですれ違いました。既にメジャーながら、地方回りだったんでしょうかね。当時はモヒカン?かがんで、腰を落としてステージに進むと、パワーやオーラ爆発。ハケしながら、長引かせて無料で見てました。 ジジイの昔話。
sehensucht
月海さん、コメントありがとうございます。(LUNA SEAがお好きなのですか???)

ホント、おっしゃる通りだと思います。いつでも「最新が最強」。すごいバンドですよ、、、。

僕もこれからも変わらず、BUCK-TICKを応援していきます! あっちゃんの歌もこれからも変わらずに聴いていきましょう。

切なさを超えて、、、
月海
毎日更新楽しみに読んでます。長野からも櫻井さんに追悼です。ほんと何と語っていいか分かりません。ショック過ぎます。35年ずっと追いかけて来たバンド。メンバー変わらず出されるアルバムが最新ながら最強。これからどんな世界に連れてってくれるだろうの期待しか無かったのに😭でも、今井さんがバンドは続けてくと言ってる以上これからのBUCK-TICKも応援して行きます✨異空に飛び立って行った櫻井さん。もうこれからの櫻井さんの歌声は聴く事は出来ませんが今までの櫻井の歌声と生き様は色褪せる事無く後世に残りますよね。ただただ切ない(´;ω;`)
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