Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

kei、パリに4時間だけいました!

9月5日(水)

明日で少しだけ長いドイツ滞在が終わります。今日が最後の一日です。あっという間でした。やっぱりドイツが好きで、ドイツ語が好き(嫌にもなるけど)。本当はもう少し長く居たかったんですが、色々日本でやらなきゃいけないこともありまして…。

そういうわけで、最後の一日は完全に空けておきました。何をするかはその時次第ということで。今回利用した電車のチケットは、ヨーロッパ中全部で使えるチケットだったんです。一か月有効で、どこへでも行ける夢のようなチケット(なんだけど、これが、一か月滞在という条件だと、一番安いという…)。

別の国に行きたいなぁって思いました。ハンガリーとか行ったことがないから、行ってもいいかな、と。でも、初志貫徹。パリに向かうことにしました。日帰りフランス旅。フランクフルトを9時に出て、1時頃にパリ東駅に着いて、で、5時のパリ発の電車に乗って、フランクフルトに21時に帰ってくる、という。4時間電車に乗って、4時間パリにいて、4時間かけてドイツに戻ってくる、というアホな旅です。親友のヤンに話したら、「それ、おかしいでしょ?!」と言われました。ヤンは僕がラーメンマニアなので何とか理解してくれましたが、普通の人がこんなアホな話を聞いたら、笑うかあきれるでしょう。

でも、4時間あれば十分。僕にとっては、パリ=ラーメンのメッカというだけですから(苦笑)。100軒はあると言われていますからね。いったいどれだけあるんだ?!っていう。でも、自分が一番行きたいのが、なりたけパリ店。もうそれだけ。見てみたいの。パリになりたけって。ヨーロッパと千葉のラーメンブロガーですからね。ならば、なりたけパリ店には死んでも行かなきゃならないわけですよ。なりたけのためだけにパリに行くのは、全世界でも僕だけでしょう☆ なりたけがなければ、よほどのことがない限り、パリには行きませんから。

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ラーメンツアーの内実は略(後日)

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いやー、しんどかった。何がしんどいって、フランクフルト―パリ間のチケットがよく分からない。この間の国際特急は全席指定席で、予約券を購入しなきゃならないんだけど、パリの駅で予約券が買えない。「ノーマルで買ってください」とのこと。113ユーロもするんですけど…。何のためのユーロパスなんだ、と。しかも、フランス人の英語がよく分からん(フランス語っぽい英語…)。フランス語なんて、全く分からないし、本当に困った。見知らぬ国で、あんまり大胆なことはしてはいけないな、と深く反省。

それに、もう街もでかすぎて、何が何だか分からない。どこにどういったら、どこに着くのか。全部のシステムが違いすぎる。とはいえ、ドイツ全土をマスターした僕。とりあえず目的はほぼ全部果たせました。が、とにかく疲れました。誰か旅のパートナーがいれば、少しは力も出るんでしょうけど、一人ですからね。異国で一人、っていうのを久しぶりに経験しました。本当に。疲れますね。ドイツならまぁ、あんまり疲れませんが、フランスはもう疲れました。

パリは、うーん、ドイツに似ているというよりは、日本に似ているなぁっていうのが率直な感想。ごちゃごちゃしている。人がそっけない。巨大。それから、色がドイツに比べてモノトーンな感じがしました。部分的にしか見てないので、何とも言えませんが、ドイツほどの異国感はないなぁ、と。

たった3時間半の滞在でしたが、…もういいです(苦笑)。その国の言葉が話せないというのはとても辛い。なら、まだ(英語圏の)ロンドンとかハワイとかニューヨークやシドニーの方がいい。異国感なら、ドイツで十分。やはり(当然ながら)フランス語ばかり。フランス語をやっていれば、楽しいとは思う。けど、そうでなければ、ツアーでざっと見た方が1000倍楽。やはり、冒険は若い頃の特権なんだな。もう、冒険はしたくない。冒険するべき「適齢期」というのはあるんだろうな、と思います。冒険こそ、若者の特権なのかなと強く思いました。あ、あと、フランス人の友だちがいたら全然違うかも。僕の場合、日本語かドイツ語ができる人なら、全然困らない。スウェーデンの時は、楽だった。

あと、どうでもいいけど、ドイツよりも、道や建物が小さい気がしました。憶測ですが。それに壁の汚さや落書きはドイツとほぼ同様。音楽雑誌はあんまりなかったかな。日本のアニメ雑誌はありました。本は…よく分からない(苦笑)。それから、ドイツよりも治安は悪そうです。窃盗グループがいるみたいで、地下鉄のオペラ駅でも、日本語で、「すりに気をつけてください」とアナウンスされるほど。こんなこと、ドイツじゃないからなぁ。

1時20分に着いて、5時10分のICEに乗って、フランクフルトに帰ります。もう、早く帰りたい。パリのホームで、行きの電車に乗っていた車掌さんに遭遇しました。彼、「え、もう帰るの? まだ4時間じゃん!! 分からないなぁ。何しにきたんだ?!」、と。まぁ、理解できないでしょうね。わざわざフランクフルトからパリまでやってきて、4時間で帰っちゃうんだから。ま、それが、「ラーメンフリーク」ですからね。アホなんです。

でも、およそ2時間の間に、4軒まわり、そして、その他たくさんのラーメン店を見ることができました。目標達成です。全体的には、ラーメン店はかなりある。けれど、クオリティー的には、どうだろう?!という感じでした。僕的には、ベルリンと似たクオリティーかな、と。ただ、デュッセルのレベルではない。そんな印象でした。なりたけパリ店は、まさにそのまま千葉の味をパリにもってきた感じ。パリで育ったという感じではありませんでした。なりたけがパリのラーメン界に革命を起こすかどうか!?という感じですかね。老舗店が並び、そして、そこになりたけという千葉の大人気店がそのままの味で勝負をかける。この先、5年後、10年後にどうなっているのか。僕が元気だったら、また確かめに来たいと思います☆

英語について。面白いエピソードがあった。僕が駅の窓口に行き、とりあえず「すみません。僕、英語しかできません。フランス語はできません」と言うと、窓口のお姉さんも、「私も、フランス語しかできません。英語は苦手なんです」と言ってきた(苦笑)。このお姉さんとのやり取りの中で分かったことは、母国語が英語じゃない国で英語でコミュニケーションしようとすると、お互いに必死になって、どっちも余裕がなくなり、笑顔が出なくなる、ということです。どっちも必死なわけですからね。ドイツだと、こっちが必死でも、あっちは余裕ですからね。そういう意味では、英語圏が一番の安全圏かもしれませんね。最初は。ただ、行ける国が英語圏に限られるのは、ちょっと寂しい。かといって、何カ国もの言語を操るのは(凡人には)不可能。難しいものです。

あともう一つ。フランスって、パリを離れると、もうずっとのどかな田園なんですね。田園田園。草原がひたすら続きます。パリからドイツに向かう途中、街らしい街はでてきません!! 超大都市パリに一極集中しているのかな? ドイツはパリに並ぶほどの巨大都市はありませんが、それなりの大都市が点在しています。そういう意味でも、日本はフランスに似ている? でも、日本も、全国各地にそれなりの都市がいっぱいありますよね。地方都市をどう盛り上げていくか。東京、大阪、名古屋、博多以外の都市をどう発展させるか。それが、日本全体の大きな課題かもしれません。

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