超高速パリラーメンミニツアー、ラスト、四軒目は、これまたパリで有名な「サッポロラーメン(Sapporo」」です。
既にパリ市内に三店舗ほど構えるお店になっており、パリの人たちの重要なラーメン店として、君臨しています。知名度や規模は、パリラーメン界でも断トツなのではないでしょうか?
こんな記事も展示されていました。
やはり、ワーホリ大歓迎みたいです。
メニューもいっぱいです。
何にしようか悩んでいたら、「醤油豚骨」の文字が!!!
というわけで、醤油豚骨を注文しました。
見た目はなかなかです。チャーシュー三枚の盛りがなんとも言えませんねー。このラーメン、日本で食べたわけじゃないですからね。パリですからね。パリで、このチャーシュー、そしてこのラーメン。なんとも言えません。
スープは、茶濁色で、いかにもという豚骨醤油ラーメンっぽい感じです。ただ、日本の豚骨醤油と比べると、かなり白い感じがします。スープもさらさら。
そんなに期待はしていませんでした。そして、その通りでした。ラーメンフリークが食べるラーメンではなかったかな、と。こちらも長いこと故郷日本を離れている人、あるいは日本のラーメンを知らない世界各国のツアーリストたちのためのラーメンだったのかな、と思います。
悪くはないですし、まずくもないですが、なんとも言えない淡さ、淡白さが感じられました。まろやかといえばまろやかですが、なんとも。。。上質のインスタントラーメン系? あるいは日本の安いチェーン店の豚骨醤油系? はたまた豚骨風味のラーメン? 味もそれほどきつくもなく、臭くもなく、平坦な味わいでした。
ちょっと、冒険をしすぎたかなー。
いずれにしても、外国のラーメン屋さんならではの醤油豚骨ラーメンでした。うーん、これを本気でやったら、すごい人気店になりそうなんだけどなぁ。でも、そこまで追求する感じのお店でもなさそうですし・・・。なんとも、書くのが難しい一杯でした。
こんなメニューもありました。
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というわけで、パリ四軒のレポでした。
やっぱなりたけが圧倒的でしたね。圧倒的過ぎました。でも、「千葉からそのまま」という感じで、パリのラーメンとは言えないところが気になりました。
じゃあ、パリのラーメンはどうかというと、昭和ノスタルジック系か、外国人経営によるなんちゃってラーメンか、という方向性だったかと思われます。「パリならではの絶品ラーメン」という「理念」は、まだ僕の中で生まれてはきませんでした。
日本の国内では、既に欧風ラーメンの可能性の模索が始まっていますが、肝心のヨーロッパでは、まだその土地にあったラーメン、つまりは欧風ラーメンは出てきていない、と。そう思います。
まだまだ黎明期の前夜の状態なんでしょうね。ラーメンは、SUSHIとは違って、アメリカ経由ではなく、直行便で、文化として伝わってほしいと僕は願います。そうでないと、アメリカで成功しつつある「一風堂」が世界のラーメンの基準になってしまいます。ま、それでもいいんですが・・・。でも、アメリカ経由ではないオリジナルの欧風ラーメンを、できれば自分が生きているうちに、食べてみたいです。
最後に、パリ東駅の写真を♪
いつかまた来るかな?!(やや消極的に)