僕の原点の総豊。ここで僕のラーメンライフが始まった。
開店して16年、僕が通って12年、遂にその幕が一つ下ります。
4月17日をもって、移転することが決定しました。
蘇我の総豊はこの日をもって閉店となります。
閉店、移転の話はもう2年くらい前から店主さんから聞いていました。
移転の理由は、店舗となる建物の老朽化です。
場所的には決して悪くないのですが、とにかく建物が古い。
しかも、これだけのレベルのお店にして、店内が狭い。
今回の移転は、発展的解消ということになるので、
ちょっと寂しいけれど、大いなる飛躍に向けての第一歩と捉えたい。
改めて、じっくりと総豊のラーメンを食べると、
ここに自分のルーツがあることに気づく。
豚骨の生きた旨みがあり、それほどドロドロしてないが、
基本的にはあっさりではない。濃厚でもあっさりでもない。
魚の旨みもしっかりありつつも、豚骨醤油の領域に留まっている。
総豊のラーメン(醤油)は、魚介豚骨醤油なのだ。
これを16年前から出していたということにまずは驚く。
(もちろん味のチューニング、変化はあったが、基本は変わらず)
絶妙なバランス感覚で、全体のまとまりが異常に高い。
何かを突出させることで、個性を出すお店がたくさんあるなかで、
総豊は、完全にバランス重視のラーメンを出していた。
全体的に美味しい、これがやはりラーメンの一つの完成形なんだと思う。
同伴のらんちばさん曰く、
「このラーメンがあったら、他のお店を食べ歩かなくてもいいと思うお店」
とのことでした。
自分の原点だからってわけじゃないけど、
総豊の味は、他にはないと思う。何かに似てると思えない。
完全にオリジナルな味になっているのだ。。。
(だから、僕はお店のオリジナリティーにこだわるのかも)
麺も、やはり個性的だと思う。思いっきり美しい線を描くストレート麺。
量も半端ないし、一杯でお腹満腹になれる。それでこの低価格。
やはり、僕の原点はやはりすごいお店だったのだ。
4月17日まではこちらで食べられます!
是非、今一度、総豊のラーメンを食べてみてください!!!
☆☆そして、市川さんの今後の活躍を願っています☆☆