今年は開眼と言えば大げさでしょうが、武道人生の中で新たな領域へと足を踏み入れた年でした。
先を行かれる名人達人からすれば”迷人”に過ぎません。
山の頂は今だ遥か彼方にあることには変わりありませんが、少なくとも今までは全く見えていなかった風景が目の前に広がって来たと思います。
これは大きい。
師匠から伝授された気の修練と共に先代の師匠から教わった瞑想にも磨きがかかってきたように感じています。
先代の師匠の瞑想はいわゆるイメージトレーニングと言って良いものです。
イメージの中にスッポリと入り込んでしまい実際に動いているのと同じようなリアルな体感を伴うものです。
これは非常に面白いものです。
似たような体験をしたことのある人もいるのでは。
瞑想状態に入ってしまうと目を閉じた状態ではっきりと映像が見えてきます。
目の前の仮想敵に自由に攻撃させ、それを実際の試合をやっているかのような衝撃や力の入れ具合、皮膚の感覚、痛み、反応などを感じながら修練できます。
夢を見ている感覚に似ていますが意識ははっきりとしています。
映画のマトリッスのような感じに似ていますね。
なんかイっちゃってる系の話に思えるかもしれませんね・・・・苦笑
ともあれ来年はさらに良い景色を眺めたいものです。