正和流の基本動作は柔らかい円の動き。
力を込めて、あるいは脱力で鋭く叩けば相手を倒す事が出来ます。
この動作を拡大して柔らかくリズムに合わせて動けば舞踊となります。
反対に胸の前で縮小していけば合掌、すなわち祈りの姿となります。
日本人は昔からお天道様や先祖に手を合わせ祈り、日々の食事に感謝して手を合わせたり・・・生活の中に合掌が溶け込んでいました。
武術として闘争心をもって訓練しなければならない面は必要でしょう。
火の粉を振り払わなければならない場面で毅然と対する事も必要です。
しかし正和流の根っこには平和への祈りがあります。
まず心を修め平和を愛するという事を大切にしたいのです。