今日はクロ釣りに行ってきたのだ。
同行者はボス&ハトちゃん。10:00風浦丸で友住港を出港、頭ヶ島を目指したのだ。
狙いはカキの下と仏崎だったんだけど、すでに釣り客が入ってたんでロクロ島に向かったのだ、船長お勧めの北側にボス&ハトちゃんが降り(画像な)おいらのリクエスト『夕マズメの上げ潮が狙えるとこ!』に答えてボスの降りた場所から回り込んだ西向きに降りたのだ。
『船長~潮はどげん流れると~?』
「上げも下げも右に流るっよ~」
『え~右側にハエ根の出とるけん釣りにっかとばってん・・・』
「ここば釣ればよかじゃん!」
船長が指差したのはどうみても潮上になる左側のワンド・・・沈めで潮上は釣りにくいんですけど・・・左のワンドならもういっこ先に降ろしてくれれば・・・。
心の中の声を押し殺し釣り始めてみたんだけど・・・でぇ~!釣・り・に・く・い!左側から斜めに押してくる潮だよ、ラインを巻き取り巻取り泣きながらの釣りになった。
しばらくは辛抱して釣ってたけどさすがにギブアップ!ボスに電話してみた。
『ボスゥ~釣りにならんです瀬替りしたかとけど~』
「お~そうね?待っちょけ、電話してみっけん」
待つこと5分電話がかかってきた・・
「船は来んぞ~!そこは絶対釣るっけん替わるな!ってさ~」
『そげん言うても、釣りにならんとですハエ根もある・・・』
「頑張れ!バイバイ~」おいらが話終わらないうちに電話は切れたとさ。
あ~もぉ~どいつもこいつもだよ、腹括って釣るしかないのか。
またまた巻いて巻いて釣法に戻る、野麦峠を越えていった女工さんの気持ちが判りかけてきた頃、やっとアタリを出せたけどコッパ・・・
昼間はこんなもんか、前向きに生きようと考えてたら強めのアタリが来たのだ~!ドラグが滑るなかなかの引き首を振ったのでチヌと確信したよ!右のハエ根の方に走る魚を強引に止める、ジワジワ浮かしてみるとなんか赤い!やったマダイかぁ~?
違った~、ナベタ君!力抜けました
すっかり脱力、ボス達の様子を見に行くことにしたのだ。
ボス達もクロの顔を見てない様子。ハトちゃんと馬鹿話してたら・・・
ボスが強烈なやつ食わせた
『ボス、ヒラスかなんか?』
「いや判らん、上で食うた」
ならカツオかなんかかな?あ~でもないこ~でもないと見守るなか浮いてきたのは・・・
大ボラ!弟子が弟子なら師匠も師匠外道師弟だったのだ。
なんとなく脱力したまま、夕マズメもパッとしまいまま終了。
アタリは取れるんだけど、本アタリを出せない状況。
糸巻き巻きを繰り返した肩だけが空しく凝った一日だったのだ。