今日の、のんちゃん。買ったばかりの猫タワーに乗っています。
(和風仕様の猫タワーです
)
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12月に入ってしばらくした頃から、のんちゃんが少し体調を崩していました。
ちょっと鼻が詰まって寝ている時にグービーと音が出ている状態でした。
のんちゃんは過去、つらい治療をしてきた事があるので、
なるべく病院には連れて行きたくなかったのですが、
数日してご飯を食べなくなったので、近くのかかりつけ病院で診ていただきました。
ご飯を食べないのは、鼻が詰まって匂いが解らないことも一因だということで
点滴やお薬での治療の他に、
高栄養の流動食を直接注射器で与えられるように工夫してくださいました。
飼い主の言葉や心配を汲み取って一緒に考えてくださる先生です。
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ただ、なかなか本因のグー ゼイー という音は無くなりません。
いわゆる蓄膿症で膿がたまっている状態も考えられるとのこと。
(重症の場合は、おでこに穴を開けて出す事もあるそうです)
12月も中頃を過ぎた頃、、セカンドオピニオンとして
三年前にのんちゃんが抜歯手術していただき、一年半通った病院でも
診ていただくことにしました。こちらは車で30分以上かかるので、
猫のストレスを考えて、日常は近所の動物病院でお世話になっていました・・。
診察とカウンセリングで、
音は 鼻だと思うが、投薬で改善しないのは鼻の腫瘍も考えられる。
ということで、CT検査を勧められました。
全身麻酔ということでかなり迷いましたが、やっていただくことに。
全身麻酔の為、血液検査をしたら、血液はとても良い状態なので手術は受けられる事。
こちらではCT検査ができないのでと、施設のある病院で予約もとってくださいました。
混んでる中、運が良く翌日だけ空いていました。
(良かったけど、飼い主の心はついていけてなかったです)
予備的にこちらでレントゲンも撮りました。
病院では猫達の写真を撮ったことが無かったのですが、
先生が準備しているなか、エリザベスカラーをつけたのんちゃんが愛おしく
衝動的に写真を撮りました。
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愛おしいです。
その時、三年前手術で入院した時にとったレントゲンとくらべて
喉のあたりが狭くなっているのが気になりますね、、と言われましたが、
翌日のCT検査のことで頭がいっぱいの私は、鼻の腫瘍ばかり気にしていました。
翌日、朝のんちゃんを病院へ預けて、夕方結果を聞きにいきました。
(ここら辺・・1日の心の葛藤はまた記したいと思います)
結果、、鼻の腫瘍はありませんでした。
やはり少し片方の鼻の奥に、膿があるけれど重大ではない。
実は、飼い主の勘で、なんとなく大丈夫な気がしていました。
飼い主の心の痛みや心配は、CT検査そのもので、
絶食を含めたのんちゃんの管理や、捕まえて病院まで連れて行く事の
のんちゃんのストレスやら、検査の恐怖・・そればかりでした。
ホッとしたのもつかの間、
「鼻は重大ではなかったのですが、、実は、、」
穏やかな先生の言葉だったけど、意味は非情でした。
「喉の奥に腫瘍が見つかりまして・・」
①喉の腫瘍により、呼吸がきつくなって音もでている。
②腫瘍は検査しないとわからないが、95%以上は悪性と思われる。
③手術後、喉の違和感で食べなくなる場合の為、栄養確保で胃瘻を設置する。
④手術は可能で奨めるが、気管の近くで取りきれない場合もある。
⑤取りきれない場合や種類により再発も考えられる。
⑥再発の場合は、早い時は一ヶ月も持たない場合もある。
⑦再発の場合は、体調の具合で手術ができない事もある。
大体、このような説明でした。
CTの映像もしっかり見せていただきましたし、
セカンドオピニオンの先生からも、
喉のレントゲンで匂わすような説明があった事思い出しました。
手術の日程を組んでは下さいましたが、
手術をするのか、しないのか、
するとしても、何度も怖い思いをしたまま今するのか
年明けに変えてもらうのか、
三日ほど猶予をいただいて、息が詰まるほど考えました。
手術はしないといけないと決心はしていました。
けれど、ギリギリまで口にすることができず、
期限である三日後に、手術のお願いを病院にいれました。
この頃、のんちゃんは少しだけど、食べるようになっていました。
手術当日の朝、絶食でお腹が空いたのんが、食べたそうにしていました。
切なくて、代われるものなら代わりたかった。
手術当日は、朝9時に病院に預け、手術は12時頃からでした。
車で40分程の距離ですが、手術後はお電話をくださるとのことで
潰れる思いで病院を後にし、一旦自宅に戻りました。
実は、私は諸事情で12月から仕事を辞めていて、
午前中は諸手続きがあったのです。
何かないと落ち着かなかったと思います。
気を揉んでいた13時頃、私のスマホに着信。
病院の執刀医からでした。
・手術は無事に終わりました。
・麻酔から醒めさせている段階でした。
・その段階で予想外のことが 起きました。
・舌の裏が腫れて気管を圧迫して自力呼吸ができない。
・今再度、ギリギリの麻酔で気管確保をしています。
出先だったので、大きな声は出せませんでしたが
逆に体は異常に反応し、ブルブル震えてしまいました。
絞り出すように
「命に別状は・・」「今から伺います・・」
やっと言いました。
娘にも連絡して、一緒に向かいました。
不安の中、覚悟もしないといけない状況で、
自分たちに怒りがこみ上げました。
「のんごめん。のんごめん。のんごめん」言いつづけました。
実は、最初私はのんちゃんを見られませんでした。
娘だけが、面会し先生から事情を聞いてくれました。
カウンセリングルームに戻った娘の顔は、少し力強くなって
何度か首をウンウンとさせて、「だんだん回復してるって。」と言いました。
その後、気道確保の管を抜いて自力呼吸を誘うというので、結果を待ちました。
また、呼ばれた時は私ものんに会いにいきました。
高濃度酸素器の中で、のんは自力呼吸をしていました。
ベロが出て、目は虚ろだったけどちゃんと頑張っていました。
三泊四日の入院で家に戻ってきたのんは、徐々に元気になっています。
元気すぎて、胃瘻が取れないかハラハラするくらいです。
(胃瘻については、別途記事を考えています)
れくのそばに割り込んだのん。
包帯が痛々しく、ボカしています。 それでも不快になられたらすみません。
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まだ二週間後の病理検査の結果もあって、安心はできないけど
私達はもう決めていることがあります。
もし、すぐに再発したとしても再手術は行わない。
のんに何かあるとしても、それまではずっと自宅で私たちと一緒。
帰宅後、また以前のように安心しきって飼い主にすり寄ってくる のん。
なでられて、恍惚の表情を浮かべる のん。
この時間を大切にしようと思っています。
年明けの病理検査結果が気にはなりますが、
他の猫達にも負担がかからないように、いつも通りの生活をしていきたいです。
また、楽しい記事を書きますので、どうぞよろしくお願いいたします ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)