リビングのチェスト。
一時的に何かを置ける場所として重宝しております。
バッグやら帽子やらが多いです。(あくまでも一時的)
右の引き出しの一番上も、一時的に細かいものを入れています。
「なんでもぶっこんでるね。」
おおお〜〜、れくちゃんにはすべてお見通しですね。何でもぶっこんでます。
しかも一時的じゃなく次から次に重ねて溢れそう・・・・イカンイカン。
引き出し、整理します。。
無造作に、ピラリと一枚だけのルーズリーフ、、どんな大事な事が書いてあるのやら?
引き出しの中を一個一個確認し、要るもの要らないもの、
今は要らないけどいつか要るもの、、物は要らないけど思い出は要るもの..etc
分けるのに夢中になっていた或る日のお話です。
こっからの話は、振り幅大王のおいら、みーみこがバトンタッチするで♪
今日はベビーフェイス側に、振りきれてるみーみこちゃん、お願いします♪
おいらが、気付いた時は、れく兄ぃは、引き出しの中やった。
ママさんが整理する為、引き抜いた後の隙間や。
こんなん顔して箱ん中・・・。
同じ茶トラ白でも、おいらとれく兄ぃは、軽トラとダンプ程違う。見かけも心臓もや。
そんなれく兄ぃに、下克上を仕掛けたことがあった。
おいら、ありったけの声で唸ったんや。 れく兄ぃを睨みつけて・・
けど、ちっとも怖ないみたいで、れく兄ぃは冷静、おいらと目も合わさへん。
いいんや、おいら本気やなかった。ちっと試したかっただけなんや。
れく兄ぃは、おいらがスゴスゴ逃げる時だけ、やっと見てくれはった。
自分の暴走が恥ずかしかった。 ・・・れく兄ぃはおいらの思惑、気づいてたんや。
でも、無理やーいうこと、さりげなく思いしらせてくれたんや。
今思えば、なんであん時あんな気持ちになったんか、わからへん。
言えるんは・・・おいらもオス猫ってことだけ。
話戻すで。あちこち飛んでスマンな。
箱におさまっとるれく兄ぃに、声かけたん。
「れく兄ぃ。何しとるん?」
「ちょい、眠くなってさ」
「寝てるんだ」
寝てるんだ・・って、そこ寝るとこちゃうやろ。
おいら、つっこみたくなったけど、咄嗟に出た言葉は
「おいらもそこ寝てみたいわー」
れく兄ぃは、
「みーみこ、ここ寝るとこ違うから。」
こんなん、気持ち良さそうに寝とって、寝るとこちゃうって、
れく兄ぃもイケズや。
一瞬そう思った。けど、そこにはれく兄ぃの愛があったんや。
「みーみこ、身体の下はこんな魔窟なんだ。ゴツゴツの極み。」
・・・二段目も魔窟なの、バラされた・・・
「顔に、角が食い込んで来るし。決して楽に寝ている訳ではない。」
「6.8キロのパンパンに張ってるオレだから何とか寝れる。
3.9キロのみーみこは、フカフカの布団で寝るがよろし」「要するに、物事にはすべて表と裏・光と陰があるってこと。
みーみこ、覚えておきな。」
そう言うて、れく兄ぃはまた寝はったんや。ゴツゴツも気にせんと。。
はっきり言うて、れく兄ぃは、憧れや。
いつか、れく兄ぃのように、へ理屈 蘊蓄が言えるようになりたい。
おいら マジでそう思った。