いとこ
が
亡くなった。
と
母
が
連絡してきた。
すでに
家族葬
で
送られていた。
母
が
叔母さん
の
所
へ
連れて行って欲しい。
と
言う。
母、もうすぐ90歳。
叔母、92歳。
叔母は父の妹だ。
叔母さん
の
末っ子の男の子。
と言っても
もうすぐ
60歳
に
なるはずだった
男性が亡くなったのだ。
家族葬
されている事から
お悔やみに伺うのを
躊躇われたのだが、
母
は
叔母さん
に
会いたいのだ。
お供え
を
持ち
お邪魔した。
叔母さん
は
明るいそぶりで
「1番若い子がいってしまった。」
と、寂しげに言った。
でも
明るく振る舞って
子や孫たち
が
叔母さん
を
心配してくれる事
話しながら
悔やんだり
泣いたりしても
息子
が
喜ばない。
と、言って、
日常
の
色々
世間話
を
多くしてくれた。
叔母さん
の
傍
には
長女の娘さん
が
付いている。
何にもしたくない
娘が居てくれて
ご飯食べさせてくれるのが
良いのだ。
そう言う。
何にも欲しくないようでも
お腹空くんよ。
そう言って
ニコニコ笑う。
長寿国
日本。
順番
が
反対
に
なる。
こんな話
そこかしこ
に
あるのだろう。
母と叔母。
仲良く
長生きして
ひ孫にも会えて
番狂わせ
に
泣く日
も
あるが、
どうか、
まだまだ、
長生きして下さい。
と
願う。