
うわ~~っい 路地バナナかぁ? いくら温暖化だからってすごい

と思ったけど、どうやらバショウらしい
小石川植物園の入口を入ってすぐ左、坂を上る手前のソテツの後ろのほうに確か数本・・・
草丈は4~5mはある
黄色い花のようなところが雄花
上のほう(基部)が雌花があったところで緑色の若いバナナみたいな実になっている

筒状で先端にフサッとなっているのが何本も見えるがこれが雄花
花びら(じゃなくて花弁)のように見える めくれあがっている1枚1枚が苞
途中の掃除機のホースみたいなところ,節々は苞と雄花がとれた跡だ

バショウ科 バショウ属
庭などに植えられる大型の多年草.
根茎は大きく塊状.根茎の上の円柱体は緊密に重なり合う長い葉鞘からなる.
葉は大型で広い長楕円形.中脈は裏に隆起する.夏,花茎を出し一方に傾く.花序は大型の苞葉に包まれ,内側に2列生し,花を開く.まれに果実が出来る.
俳人の松尾芭蕉は、延宝6年(1680年)に深川に草庵を結んだおり、門人の李下からバショウを贈られ、一株植えたのが大いに茂ったので「芭蕉庵」と名付け、翌年”芭蕉野分して盥に雨を聞夜哉 芭蕉”の句を詠んだ.
参考:新改訂学生版 牧野日本植物図鑑 1974 北隆館 p.309
フリー百科事典ウィキペディア「バショウ
俳号を芭蕉としたのが先か、庵の名が先だろうか?
盥の字が読めない

バナナの花(苞)は、紫色だったような気がする
1000属温室のバナナは去年は今頃咲いて、実がなっていたそうだ
開花した株(円柱体?)は枯れてしまう. 周りに新しい株が大小育っている. 1番育っているのに,今年またこれから花が咲くそうなので そうしたらよく見てみよう.
大阪花博のとき,親しくお話したスリランカの婦警さんが,「私たち,バナナの花を食べますよ」って言ってたのを思い出した,どんなお料理なんだろう

雌花が先に開花し,後から雄花が咲いて,自家受精を防いでいるのだそうだ.
これは実がなっているけれども,他家受精したのか,受精しないで結実したのだろうか?
今,雄花が2つあるけれど、この1群れは同じ株みたいに見えるが 違う株が近くにあるのだろうか?
琉球諸島ではリュウキュウイトバショウの葉鞘の繊維で芭蕉布を織る
リュウキュウイトバショウの苞は紫
バナナもMusa属だ
大温室にはYさんがタイから持ち帰った種子から生えた実生(みしょう)のバナナがある.
普通食用のバナナは3倍体で種は出来ないが、Yさんのバナナは仏様にお供えする小さいバナナで、Φ1cm位の黒い大きな種子ができる.
このバナナにも花が咲くだろうか? そしたら種子が取れるわけだ! 楽しみだな.
ネットで検索していたら,ピンク色の苞で,花序が高々と上に伸びるハナバショウというのがあった. ぜひ見てみたい!
温室で咲いたバナナの写真はこちら
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