見出し画像

のほほん書斎(日高茂和)

「下三寸・馬鹿の開けっ放し」・・・昔のしつけ言葉(五島福江城下町の話)

タイトルは、ゲサンズン・バカノアケッパナシと読む。
これは、子供の頃、親や祖母に口うるさくしつけられた、障子や襖や戸を、開けたらキチンと閉めなさい、という教えの慣用句だ。
襖や障子を静かにぴったり閉めないと、瞬時に言い放たれた言葉だ。
一種のことわざのような、旧福江藩士の家庭でのしつけ言葉だった。その末裔の家庭に名残りを留めた、おそらく廃れてしまった表現だろう。
しつけができていない人は、開けた襖などをぴったり閉めないクセがあり、まったく心がけのできていない配慮のない人は閉めることさえしないという意味だ。
時おり、開け閉めの時などに、思い出す。
(見出し画像は福江石田城東台場付近)

関連記事
ある維新の記録・・・五島福江藩の家中屋敷(武家屋敷)配置図より - 日高茂和ブログ・のほほん書斎

ある維新の記録・・・五島福江藩の家中屋敷(武家屋敷)配置図より - 日高茂和ブログ・のほほん書斎

福江、五島家の家中(五島家の家臣)に起こった、維新からしばらくしての状況を記した記録が手元にあるので、維新で暮らしの環境が大きく変わった者の末孫としての縁をもっ...

goo blog

 









名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「のほほん所感」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事