その店の板前の親方は、常時三人の板前さんを指揮してその店の板場を運営していた。その親方が、仕事の空き時間などに、料理にまつわる話や、人生の話など、「味な」話をしてくれることがあった。
その板長さんから「寿司は人肌」という言葉を教えてもらった。
握り寿司のごはんは、冷たくなっては美味しくなく、人肌程度のほんのりと温かいくらいが一番美味しいのだという意味だそうである。
それまで、寿司というものは冷たい食べ物だと思っていたが、確かに握りたての、ごはんがほんのりと温かい握り寿司は美味い。
なかなか、鮨屋のカウンターに陣取って、あれこれ注文しながら握りをつまむ機会は少ないが、美味しい食べ物を、一番美味しい状態で食べることは至福のことである。
寿司は人肌・・・素敵な「業界用語」だと思う。
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のほほん
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