のほほん書斎(日高茂和)

相撲道=武士道=高貴なる人の道

一昨日、かなり古い映像だが、現役横綱時代の北の富士と玉の海の千秋楽優勝決定戦の記録映像を見た。
二分半ほどに及ぶ「大相撲」の末、北の富士が土俵を割る。
玉の海は、土俵を割った北の富士を無理に土俵下に落とすようなことをせず、足が俵の外に出た瞬間にスッと力を抜いたようにも見える。
そして、勝負がついて一呼吸の後、東西に分かれて戻る前に、両者は顔を見合わせ軽く会釈して目礼を交わしたのだ。
美しかった。清清しく、潔い美しさ。それはスポーツというより、茶席に漂う精神的な緊張感と同質なものを感じさせた。

それは、間違いなく精神的な何かを求道する「道」の姿のあらわれだった。
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