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のほほん書斎(日高茂和)

台風を前に近所からトントントントントン

子供の頃は台風が来る前には近所からトントントントントンと木製の雨戸や窓を釘付けする音が聞こえてきた。「養生」をする音だ。
今でも思い出せる印象的な小気味よい音だったのは、当時のおおかたのおじさん達は金槌や釘を扱い慣れていたからだろう。
アルミサッシ全盛の現代ではもう聞くこともない音だ。
子供の頃にはまだまだ木製の窓や木の雨戸がある家がけっこうあった。
私が生まれた1963年生まれが、市街地にある河川改修工事前の川や同じく市街地の舗装されていない道路を見たことがある最後の世代だとラジオかなんかで聞いて妙に納得したことがある。
今では台風前の「養生」はアルミサッシのガラス窓にバツ印にテープを貼るというものだが、剥がすのが面倒なのか剥げないのか、窓の柄かしているのをあちこちで見かける。











コメント一覧

sh-nohohon-mob
>150759 さんへ
>おはようございます。「養生」は建設業界の用語のようで、左官さんや塗装屋さんが使うのを聞いたことがあります。保護するということみたいです。窓に貼るのは「養生テープ」としてホームセンターで売っています。五島弁発音では病人に対しては「よーじょせれよー」なんて言いますね。
150759
島に行った最初の頃は、台風と言うと、板をあてて閂で抑えたり、船を台風繋ぎにしたりする人をよく見かけたり、道路から物が全てかたずけられすっきりする光景に感心したりして、やはり九州は台風が恐ろしいと思ってましたが、島に居た10年間で台風らしい台風は一度もなかったです。
最近は雨台風の方が恐ろしい気がしますね。
 台風の準備を「養生」と言うことは聞かなかった気がします。
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