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のほほん書斎(日高茂和)

生きものの記録(映画)

新カテゴリー「一言レビュー」をはじめることにしました。

一回目は黒澤明監督「生きものの記録」

原爆や水爆が世の中になければ、彼はあそこまで悩むことはなかった。
彼を診た精神科医が言う。この状況にあって、「正気」でいられるということを考えると憂鬱になるというようなことを。
世俗によくある、身内といえども他人がつくった財産争いと生存の根本にかかわる問題をさらに他人の視点から見ることにより考えさせられる。
志村喬らの演じる家庭裁判所の調停委員の姿には、今後の裁判員の徹底的に議論するということについて考えさせられるものがある。

コメント一覧

のほほん書斎
拝復
GOBEKITI様

核や戦争が嫌いな人に、各国の首脳になってほしいですね。
GOBEKITI
黒澤作品いいですよね!
これは、うろ覚えですが公然と原水爆実験が続く「核の恐怖に慄い
た時代」を彷彿とさせる作品じゃなかったでしょうかね。

少々「被害妄想?」であったような、でも考えれば唯一の被爆体験
が風化しつつある現代の方が「正気」でないのかも知れませんね。

差し迫った裁判員制度には、裁く責任感と併せて、その行為が当事
者自身のモラルの基調回復に寄与することを望んでやみません。

第一回目を祝して・・・(チィータイムに書っつらかしたよな)!
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