アーモンドは仕事中に小腹が空いた時にぼりぼりとよく噛んで食べることにしている。
アーモンドはナチュラルサプリメントと言うことを小耳にはさんだので塩分のないものを食べている。
アーモンドを食べる時はいつも意識的に交互に噛んでいた、右側で噛んだら、その次は左側で噛むようにしていた。
そうしていると、気付いたことがあった。
私は何も考えていないと、無意識に右側だけで食べ物を噛んでいた事実を生まれて初めて知った。
そして鏡を見ると、私の右の口角は左に比べると少し上がっていたことにも気が付いた。
以前から意識的に右でも左でも同じように食べ物を咀嚼するようにしていたのだが、それは「つもり」だったことを知った。
だから最近は口に入れた食べ物はまず左側だけで食べるようにしている。
もうおじさんの歳になってから気付いたのであるから、いま例え交互に咀嚼していても、それはもう釣り合いが取れる訳ではない。
ならば、私は食べ物は左側で食べることをまず8~9割ぐらいにした。
最初は左側で食べ物を食べるのは右に比べ楽ではない感覚を感じ、逆に右で食べることはとてもスムーズだった。
こんなにも違いがあるのかと、私は私のことであるが、このことは知らなかった。
私は私の知らなかった私に出会えた。
それは良いこと、きっとまだまだ私の知らない私が私に出会うのを待っているだろうと思う。
食べにくい左側で食べることにもだんだんと慣れスムーズになって来ると、私の左の口角も少し上がって来た。
私にニコッとしてきた。