夜の山道 けもの道
月影の道は幾筋も。
思い出なのか夢なのか
綾取りをした赤い毛糸が絡まって
コデマリの種を植えた庭。
春に白い花が丸く咲き
南の島の唄うたい
綾取りをして帰る道。
水たまりに跳ねた泥
夕芒に洗われて
またコデマリの種を植えた午後。
月影の道は幾筋も。
思い出なのか夢なのか
綾取りをした赤い毛糸が絡まって
コデマリの種を植えた庭。
春に白い花が丸く咲き
南の島の唄うたい
綾取りをして帰る道。
水たまりに跳ねた泥
夕芒に洗われて
またコデマリの種を植えた午後。
にじり寄る月明かり 眠る蚊帳
かそけき光寄り添うも
軒が遮る夜の底。
君の寝息が夢見るころ
ぼくは夜の道を帰っていく。
月の影。獣道がひと筋に。
かそけき光寄り添うも
軒が遮る夜の底。
君の寝息が夢見るころ
ぼくは夜の道を帰っていく。
月の影。獣道がひと筋に。