・なぜ演奏会の開演時間に間に合わない
昨日は、祝日で、開演が14時。お昼食べても十分に間に合う時間なのに、
伊藤恵さんが一曲目のベートーベンを弾き終えたあと、走って客席に降りて来る
お客さんが5・6人は居ましたね。
なぜ間に合わない?電車やバスが込んでいた?道路渋滞?寝坊ですか?
ステージ上の演奏者って、目は遅れた奴を見てないけれど、耳は聞いているよ。
第一、ずっと前から座っている私たちが、集中力がそがれてとっても迷惑。
演奏会のチケットを買って開演時間に間に合わないって、弛んでると思う。
仕事が終わらなかった平日の夜ではないのでね。
・なぜ途中で帰る?
武蔵野方面に強い宮地楽器さんの主催演奏会なので、大抵のクラシック演奏会よりもはるかに年齢層が低く、ピアノを習っている小中生とその母親というペア組が多数いました。いいことだと思いますよ。習っている先生のそのまた先生が、芸大教授の青柳先生だったり伊藤恵先生ってこともありますからね。
でもさ、ベートーベンを聞いて、ドビュッシー聞いて、ショパン聞いたら、中入りを前に、さっさと帰りますかね?第九の四手演奏は(関係ないんですか)そこのお母さん?
いま、フジテレビでよくやっているACの広告 「あなたは勉強だけしていればいいのよ」って男の子の耳元でささやく視野の狭いお母さんと同様に見えます。
あと、終了は16時を予定しています、っていうと、曲終了時に、(16時だから)ってスタスタ帰るサイボーグみたいな大人がたくさんいるのね。アンコールも聞かずにね。それもどうかと思うね。デジタル人間が増えた証拠ですね。
帰っちゃった隣の女子に、アンコールのモーツァルトを聴かせてあげたかった。
・なぜ、指南するの?
場内のアナウンス、
1携帯電話はマナーモードではなく電源を必ず切れ
2携帯電話でゲームその他のことをするな(自治体ホールっぽいよなあと思う)
3後半の曲(第九ピアノ版)は曲間で拍手をするな。4楽章が終わったら拍手せよ
この、3 とても引っ掛かりましたね。拍手の箇所までホール管理者に指南する権限があるのか。演奏者の希望ならいいけれど・・
モノの本で読みましたけれど、二十世紀の話ですが世界には演奏会で遠来の若い演奏者が来ると、旧ソ連のように
大ホール 最初はガラガラ、ところがなが~い休憩時間の間に、その少数の観客が友人知人に電話をかけまくり、いつの間にかガラガラの演奏会場が満席になり、楽章が終わるたびに拍手拍手になる とか
コンクールの二次予選あたりで、若い演奏者に勝手連のようなファンが付いて、名前を呼ばれるだけで大拍手とか、終わっても拍手が鳴りやまないとか、アンコールを何回やっても客が盛り上がって帰らないって国もあるわけ。
いま、BBCがやっているプロムズにしても、いつ入って曲間でもいつ出てってもかまわないんだよって趣旨からはじまったもの。
主催者の考えなのか、演奏者(東京芸術大学教授がお二人で演奏している)の意向なのか、はたまた管理者八王子市芸術管理課?の考えなのかは知らないけれど、いまどき、そんな固いこと言っている、世の中からおいて行かれますよ。
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