「カサ,コソ,カサ,コソ」「ちっ,ちっ,ちっ」
生垣にした山茶花の中で,鳴いています。
メジロです,山から降りてきたようです。
“いつもより早いなぁー”
例年庭にメジロが姿を見せるのは,年が明けてから春先です。
その頃には,庭木の枝にミカンを刺して歓迎してやることも有ります。
早めの来訪は,急な寒さで山に食料が少なくなったからかもしれません。
メジロが庭に現れる時は“群れ”か夫婦らしき“二羽”か,どちらかのはずなんです。
ですが,今日はいくら探しても一羽しか見あたりません。
「ミカンを準備してくれそうかどうか,偵察して来い」
群れのボス命令で偵察に来た「斥侯」かもしれません。
“これをこう残せば,春にはこうなって,日当たりもよくなってぇー”
“しかしこれを切ると,多くの花芽が無くなって実もつかないわけだしぃー”
梅の剪定をしているんです。
朝,メジロを見て思いついたんです。
“梅にメジロだ,よし,今日は梅の剪定だ”
畑に一本しかない梅の木です。
この梅の木は,老木なんですが,毎年そこそこ実を付けてくれます。
梅干しになります,梅ジュースにもなってくれます。
“来年も頼みますよぅー”
という事で,梅剪定なんです。
実際に木に登って枝を切ろうとすると,迷うんです。
「どの枝にも日が当たるように,切るんどぉー」
「勢いのある枝を一本,残すんどぉー」
“梅”農家だった同級生の言葉を思い出しますが,難しいんです。
「正月用は残しておいてくれた?」
そうなんです。
毎年,剪定した梅の小枝を,正月に活けるんです。
“今からだと,まだ20日も有るがなぁー”
“正月には,散ってたりして”
“メジロとウグイスを勘違いしたばかりになぁー”
でも正月用は“ダイジョウブ,ダイジョウブ”なんです。
またもう一枝,適当に切ればいいんです。
やれこら やれこら
生垣にした山茶花の中で,鳴いています。
メジロです,山から降りてきたようです。
“いつもより早いなぁー”
例年庭にメジロが姿を見せるのは,年が明けてから春先です。
その頃には,庭木の枝にミカンを刺して歓迎してやることも有ります。
早めの来訪は,急な寒さで山に食料が少なくなったからかもしれません。
メジロが庭に現れる時は“群れ”か夫婦らしき“二羽”か,どちらかのはずなんです。
ですが,今日はいくら探しても一羽しか見あたりません。
「ミカンを準備してくれそうかどうか,偵察して来い」
群れのボス命令で偵察に来た「斥侯」かもしれません。
“これをこう残せば,春にはこうなって,日当たりもよくなってぇー”
“しかしこれを切ると,多くの花芽が無くなって実もつかないわけだしぃー”
梅の剪定をしているんです。
朝,メジロを見て思いついたんです。
“梅にメジロだ,よし,今日は梅の剪定だ”
畑に一本しかない梅の木です。
この梅の木は,老木なんですが,毎年そこそこ実を付けてくれます。
梅干しになります,梅ジュースにもなってくれます。
“来年も頼みますよぅー”
という事で,梅剪定なんです。
実際に木に登って枝を切ろうとすると,迷うんです。
「どの枝にも日が当たるように,切るんどぉー」
「勢いのある枝を一本,残すんどぉー」
“梅”農家だった同級生の言葉を思い出しますが,難しいんです。
「正月用は残しておいてくれた?」
そうなんです。
毎年,剪定した梅の小枝を,正月に活けるんです。
“今からだと,まだ20日も有るがなぁー”
“正月には,散ってたりして”
“メジロとウグイスを勘違いしたばかりになぁー”
でも正月用は“ダイジョウブ,ダイジョウブ”なんです。
またもう一枝,適当に切ればいいんです。
やれこら やれこら