やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

初なりは・・です   やれこら やれこら

2014-12-16 07:02:36 | 今日のやれこら
“あれ”
金木犀の葉っぱが,揺れ始めました。
メジロの群れが来たようです。
2,3日前から,庭に姿を見せるようになったんです。
群れと言っても5,6羽のです。
金木犀の側にある山茶花の花が,目当てのようです。
花をチョンチョンと突っついては,辺りを見回し,またチョンチョンです。
メジロ独特の仕草です。
「キイー,キイー」
ヒヨドリです,一羽だけですが,庭のトチの木に止まります。
メジロは急いで金木犀の葉の中に隠れ,直ぐにどこかに飛んでいきます。
今度は,ヒヨドリが山茶花の花に口ばしを差し込みます。
ヒヨドリは,もう一月前からこの辺りを飛んで柿の実をつついていました。
その頃には,山茶花も咲いていました。
ですが,ヒヨドリが山茶花の花に興味を示し始めたのは最近です。
“季節や時期で,何がおいしい餌か判っているんだ”

“それにしても,なぁー”
“判らなかったもんなぁー”

我が家の畑に生えた柿の木が,今年初めて実を付けてくれました。
昔からある富有柿の古木のすぐそばに,知らないうちに生えた木です。
早くにタヌキに一つだけ実をかじられましたが,その後の被害は有りません。
ヒヨドリの餌にもならず,無事五個収穫できたんです。
本当に本当の初物ですから,ご先祖様に先ずはお供えをしました。
鮮やかな橙色で小振りながらふっくらとした,美味しそうな形です。
一週間ほど供えた後,いざ試食です。
富有柿は収穫後,日にちが経つと,少し柔らかくなります。
この“初なり”は,まだ固く新鮮そのものです。
古木の富有柿は,美味しい実を付けてくれます。
当然若木の“初なり”も古木同様美味しいはずと,かじります。
“あっ,あれっ,うへー”
一口かじった途端です。
口中渋で“悲惨”です。
“なんだ,これは”
よく観ると,“初なり”はヘタの形が古木の実と少し違います。
形も微妙に異なります。
古木の側です,当然古木の子孫だと思い込んでいた,“初なり”は渋柿だったんです。
ヒヨドリやカラスが,手を付けなかったはずです。
間違えたタヌキは学習したはずです。
結果,無事に収穫でき,私は口中渋だらけになったんです。
                       やれこら やれこら
コメント
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