入り江の小船

ヒマがあったら書く日記。

花も会津の白虎隊

2010年10月13日 16時06分36秒 | Weblog
昨今の幕末・明治維新ブームに便乗して
年末ドラマの白虎隊 (1986年)のDVDを見て
会津若松に行ってみたくなったと祖母に話してみたら、
祖母が団体旅行で会津若松に行ったことがあるのと、
詩吟で白虎隊を歌っていたとのこと。

詩吟に凝っていたことがあったらしく、
分厚い教本を戸棚から取り出してきて、
「あんた詩吟を勉強しねぇ」と渡してきたが、
楽譜と漢文が読めん、楽譜が読めないのはともかく、
書き下し文にしている漢文ですらスラスラ読めない。

白虎隊・詩吟

南望鶴城砲煙

痛哭飲涙且彷徨

宗社亡今我事嘩

十有六人屠腹僵

これではたしかに何も知らなかったら
書き下し文も書けないし、読めん。
せいぜい中学校の国語の資料集を引っ張り出して
漢文の勉強をする程度に留まりそうだ。
現代中国語でも古文の扱いになるみたいだしね。

余談だが、祖母は年配者らしい考えで
出身が長州で現住所が備前なので二重に官軍で、
会津は朝敵であるから会津の人間は
長州と備前を怨んでいると考えている。
私はあまり官軍か朝敵かどうか気にしていないけど、
昔の人間は気にするのかなぁ。