今日は、農作業の合間を見て鶏の給餌器をセットしました。3器に餌を一杯入れ食べると上からその分補充されるというものです。毎日新鮮な卵が食べられます。地域の方にも20羽飼養ですので少量ですが喜んでもらっています。@30円で会津地鶏有精卵ですが、飼料が高騰し採算はとれません。良いものを食べられる点が非常に良いですね。トマトの作業は下葉掻きです。収穫がほぼ2段まで完了しており、収穫段の下葉は通風確保による病気予防の効果もあります。何より見た目にも床屋さんに行ったみたいで清潔感がありますね。あまり掻き過ぎるのも光合成能力が落ちるため17枝葉程度は確保している方が良いとのことです。
観賞用の花と違い、農作物の花はあまりなじみがない方が多いと思います。写真でトマトの花をご紹介します。今日は集団指導会があり参加しました。地域の各農家のハウス前で持ち回りで行われます。技術指導がしっかりしているのもブランド産地の強みでしょう。サポート体制が良いです。
トマトハウス内は37~40℃位になっています。それでも換気扇の下付近はこの前紹介したように2~3℃は低いです。真夏の太陽の下では照りつける熱気で点滴灌水のみでは水不足になる恐れがあります。そこで、今日は畑が緩い傾斜になっていることと、幹線水路が畑より1mほど高い所を流れていることを利用し、サイホンの原理でホースで水を引きました。通路に灌水すると十分な横方向の根張りも期待でき地表の樹や果も充実するらしいです。動力源はナッシングーですので、地球に優しい工夫だと思います。写真はその一部です。
今日、久しぶりに弟家族がカリフォルニアから帰省しました。丁度2年前渡米したときグランドキャニオンやザイオン、ラスベガス、ハリウッドまたアナハイムでの野球観戦等々楽しみました。今夜は当時のビデオや浴衣を着ての記念写真撮り等で楽しみました。
本日はトマトトーンというホルモン剤を第7~8花房に噴霧しました。マルハナハチも一所懸命に働いてくれていますが、高温時は花粉が出ないことなどから、どうしても花落ちしてしまう場合があります。ホルモン処理をするとより確実に結実するそうです。
本日、普及所の方にトマトを見てもらい指導を受けました。どちらかといえば強勢できたはずでしたが、ここにきて生長点付近が細化し、このままでは後半が心配といわれました。窒素分が7~10日で1.5kgでは少なく3~3.5kg位は必要でいま最も肥料の必要な時期ということです。尻腐れは窒素過多との見方もあり、無意識に結果的に抑えてしまっていたことになっており、経過は正直にその樹形に現れます。
新しい畑、つまりその作物の作付1~2年目では養分吸収のバランスが悪く窒素過多になり、筋腐れや尻腐れ果が多く見受けられます。折角着果し直径1cm程度になったものが発症すると残念です。極端な場合は、その段の果数無しになることもあります。これは、様々な要因があるようですが、石灰分や堆肥、土壌分析による数種類に及ぶ肥料の投入をしても、直ぐには土壌改良が為されないことが主因のようです。2年目に窒素分が多すぎると思って自己流に加減するとそれはそれで駄目とのことです。やはり、施肥設計どおりにした方が良いとのことです。
トマトを確実に着果させるためにはホルモン処理(トマトトーン)や振動受粉、ハチを使う方法などがあります。蜂はあまりのも暑い時は活動も鈍り巣箱に閉じこもり気味です。また、高温時は花粉も出ず、そのため蜂が活動しないとも言われています。蜂は一群数十匹ですが、数匹飛んでいれば十分各花をまわっているということです。かなりまめに働いてくれます。子を飼養するためにトマトの花粉だけでは不足気味で、ミニパックされている「花粉」を与えています。