乗り込んだ車は右折する。緩やかなカーブを曲がると、そこは白梅之塔だ。正面にはすでに翌日の慰霊祭のために張るであろうテントの屋根が地面に据え付けられていた。人は誰もいない様子だ。
荷物を一気に降ろし、分散して清掃を始める。持ち込んだ小さな桶とスポンジと真新しい白のタオル。正面慰霊碑の前にある戦没者名簿の石碑に水を流し、こびりついたゴミをスポンジで落としていく。お地蔵様の前では枯れきった花をゴミ袋 . . . 本文を読む
白梅之塔の慰霊祭を知ったのは、今年の2月。白梅学徒隊の同窓生会長である中山きくさんとの文通の中で、この慰霊祭について尋ねたのがきっかけだった。彼女は、もし来られるなら、案内状を差し上げるのでと丁寧に書かれていた。約5ヶ月先のことに当時は想いを巡らせたものだ。わたしは即座に行くと決め、そのように伝えた。
毎月きくさんから送られてくる手紙を読んでいるうちに、慰霊祭参加へ快く迎えてくれた謝意を伝 . . . 本文を読む
今年に入り、沖縄の白梅之塔について長文日記を書くのも3度目だ。一度に長文で10編超える量をアップしたため、最後まで読むのに苦痛を感じ断念された方もいるかもしれない。また書かれた内容が、霊的現象も過分に含んだ内容だけに、信じられない方々にとっては、胡散臭い内容として残っているかもしれない。逆に、それらの現象から伺えるメッセージを真摯に受け止めていらっしゃる方々もいるかもしれない。
いずれにし . . . 本文を読む