心人-KOKOROBITO-

亡き先人と今を生きる人に想いを馳せて
慰霊活動や神社参拝で感じ取った事を書き綴った日記と日々の雑感コラム

抑止力への雑感

2012年02月20日 | 世情
昨日、被告の近況を書き綴った毎日新聞社の記事に対し、憤りと不信を以って抗議文章をメールしたが、翌日には一転、被害者ご遺族の本村さんの言葉を記事にしていた。 最高裁の今回の上告棄却は、正しい判断であったと感じている。最高裁の威厳を保った事に、司法への信頼もまたより向上するだろう。と同時に、本村さんのこころの発露にあるように、極刑を望みはしたが、決して喜ばしい死ではないという想い、これもまた確かな . . . 本文を読む

不用な情報

2012年02月19日 | 世情
毎日新聞社の女性記者による『光母子殺害 揺れる元少年胸中』取材記事が新聞に掲載された。 誠に憤慨したため以下の率直な感想を記録しておく。 犯人は、「命をなくす死刑には反対」と言ったようだが、 『命を奪う犯罪こそ反対』と告げておく。 己の行いを棚に上げ、 何を客観的に、 正論めいた事を応えているのか。 罪を犯し、30歳まで生き、 未だ、この程度だ。 人権的な見地から、死刑 . . . 本文を読む

葉隠

2012年02月10日 | 雑感
わたしが18歳の時、三島由紀夫が解説した『葉隠入門』を読み、武士道に感銘を受けた。当時の武士社会の秩序を保つための精神論や作法を説いた修養書であり、いわば、現在でも十分通用する精神や作法も含まれている。 例えば、【呼ばれていない席には行ってはならない】という主旨のものがあるが、これは現在でも十分通用する。例えば現在に置き換えて言えば、同じ会社の中で気の合う仲間限定の食事会に、誘われてもいないの . . . 本文を読む

事象と正義

2012年02月06日 | 思索
事象は平面ではなく、喩えるなら球体である。 そこには、平面のような裏と表という区分ではなく、 球体に存在する裏と表は、一種入り乱れ線引きも人によって変わる。 この線引きの価値が正義である。 正義を樹木で喩えるならば、 個人の持った資質の上に育てられた思想哲学によって、 枝葉、果実、その大きさや色、形の細部に至るまで 人によって価値の意味と数が異なる。 人が議論するうえで、相手の . . . 本文を読む

深い

2012年02月02日 | 参拝
2月1日、今日は本当に寒かった。東北では大雪で大変な事になっているが、関西は雪ではなく、今日は小雨がぱらつく一日だった。 1月1日は地元の神社へ参拝しているため、伊勢にはいけなかったが、今月から新しい一年の1日参りの始まりである。リラックスしながらも、やはり伊勢まで足を運べば凛としたものが体内から湧き上がってくる。その内側の熱と外気の冷たさで、少々硬直気味であった。 今日は、内宮で不 . . . 本文を読む