心人-KOKOROBITO-

亡き先人と今を生きる人に想いを馳せて
慰霊活動や神社参拝で感じ取った事を書き綴った日記と日々の雑感コラム

震災後の知らせ2

2011年03月26日 | 震災
昨日、宮城県の被災地に消防派遣で、現地へ行かれた知人と会って話しをする事が出来ました。彼は1週間前に現地での任務をと司令を受け行かれたのですが、主には建物内で生きている可能性のある人を探すという任務でしたが、見つかった人々は15人。全員死亡という結果でした。 しかし、津波で溺死された方々と違い、遺体そのものは生前の姿であろうままで、見つかったそうです。彼は、それが唯一の救いだと述べていました。 . . . 本文を読む

震災後の知らせ

2011年03月25日 | 震災
一昨日、実家に立ち寄った時、震災の話になりました。叔父の妹の娘の夫が、震災当日、出張で仙台に行かれ、地震で亡くなられたと聞きました。2月に叔母が亡くなり、3月にその娘さんのご主人が亡くなり、立て続けで大切な人を亡くされた彼女は、失意の中にいるだろうと想いを巡らせています。 居住するところが被災したわけではなく、出張先で見舞われた震災によって、命を落とすことなど、想像もしていなかっただけに、悲し . . . 本文を読む

震災後に量られる正義

2011年03月23日 | 震災
昨日は、理想の考察を箇条書きにしたためましたが、こうした非常事態を迎えた際、善の方向へ力を結集させるために持つ共通の認識があります。それが正義です。これは、個人の正義が背景にありますが、導かれるべき答えは公の善、ここに辿り着くためには、個人が持つ多種多様の正義のどれを引き出しとして開けるのか?ここに尽きると感じます。 わたしは、自分の周りの人とこの災害においてとことん話し合いました。これは当事 . . . 本文を読む

震災後の選択

2011年03月21日 | 震災
東京に住む友人が、震災後3日目で子供二人を連れて東京を後にしました。『地震だけならいるけど、子供を被爆させたくないから。』そう言って、彼女は東京のマンションの荷物を置いたまま、西の端に今います。水曜日にメールが届き、電話で詳細を伺い、そのように話していました。 福島から東京まで、何キロだろう。空気によって運ばれるであろう人体に影響を及ぼす物質。それを避けるために、何もかもそのままにして、彼女は . . . 本文を読む

震災後に見えてくるもの

2011年03月19日 | 震災
震災から1週間。被害状況も刻々と報じられていますが、被害は拡大する一方で、原発の事故も本当のところという部分の真実は、封印されている感が強く感じられます。 メディアの情報コントロールなど届きにくい被災地では、今、中学生や高校生が大人を助けています。親が行方不明の子供も大勢いますが、彼らは避難所に身を寄せながら、被災した行方不明者の確認に訪れる人を室内に案内し、高年者一人ひとりに声をかけていまし . . . 本文を読む

震災時における考察

2011年03月12日 | 震災
被災地にいないわたしは、震災時の記憶を辿っていろいろと書き綴りました。そして、JR福知山脱線事故での弊害も併せて書き込ました。ここに、ご協力を頂いた方々に改めて御礼申し上げます。 今ささやかな善意を持ち寄り、出来る範囲のことを行おうとされている方々も大勢いらっしゃるでしょう。しかし、ボランティア活動については、現段階で行える状況ではありません。自衛隊また地元消防団や行政、その地域の生存者の方々 . . . 本文を読む

震災時における弊害

2011年03月12日 | 震災
被害状況は刻々と明らかになり、改めて心痛な思いをもって、被災されました方々のお見舞いと、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り致します。 平成17年4月25日、JR福知山脱線事故が起きた時、多大な負傷者の安否情報を阻むものがありました。それが個人情報保護法です。平穏の時には、守られる事に賛成の方も多いと思いますが、非常事態の中で、この法律を一時緩和せず、適用し続けることの弊害は、この事故で如 . . . 本文を読む

震災時における備えと実践

2011年03月12日 | 震災
阪神大震災の教訓を。二次災害から神戸市長田区の大火災が発生しました。まだまだ余震が続いていますので、身近な事から災害に防備下さい。阪神大震災では、断水で消防の方々が火を消したくても、消せないと涙を流しながら活動されていました。被災された方を助けるのも、組織に属した人であっても人間です。その方も被災されていることを念頭に置き、皆さんで我慢強く助け合って欲しいと願っております。 【在宅時に被災さ . . . 本文を読む

不平等

2011年03月08日 | 思索
人間は平等である。 日教組の教育指針に影響を受け、育った人々は、 このような事を口にする。 しかし、そもそも、人間は不平等なのである。 生まれてきた環境も違う。 親も違う。 個々に存在し、どれ一つとして、同じではない。 ここに不公平は必然として存在している。 平等を保つ事に努力もせず、 公平さを求める私心に、わたしは空しさを覚える。 貧乏もお金持ちも、 . . . 本文を読む

天照大神様

2011年03月01日 | 雑感
毎年1月は地元神社参拝をし、2月~12月の11ヶ月間、1日に伊勢へ参拝しています。 昨年12月に今年は私心を捨てる一年になると予見し、そして元旦には自身が大切にしていた祝詞の冊子が風に舞って裂けてしまうという不吉な出来事の中、1月2月3月と憂いておりました。 そして、今日3月1日、伊勢内宮にて参拝を致しましたが、これまでにない感受がありました。天照大神様が、悲しい・・・寂しい・・・と伝えて来ら . . . 本文を読む