Life Hacking

城西雑録--日々のあれこれとよもやま。

すがすがしい雪だった

2014-03-07 | あれこれ
 郵便局のオバチャンも、某スーパーのオバハンも、(きのうの夜の)天気予報では、こんなことは言っていなかった、と、午後のいきなりの降雪に、口を尖らせて文句をいっていた。

 しかしながら、きのう(6日)の夜の東京の寒さは、3月としては、ハンパでないきつさだったし、花粉も飛ばなかった。
 だから、前線が通過すれば、雪が舞うのは、当たり前なのだけれど、すぐに降雪はやんで、晴天がひろがったので、乾燥もしていたので、すがすがしい夕暮れで、わたしは、こんな気象は嫌いではない。

 でも、PM3.5は、中止して、あした(8日)に走ることにしたのは、ジムまで自転車で風をきっていくのには、躊躇いがあったから--。

 今、読んでいるのは、歴史文化人類学者(!)の大室幹雄さんの「園林都市」(1985年・三省堂)だよん。

 大室先生は、中国・南北朝時代について、ここでも誰にも書けない博覧強記ぶりを発揮しているのだけれど、本は分厚く、しかも重い。先生の前漢から、盛唐までの著作を、ぜんぶ文庫にしたら、そうとうの分量になるね。
 これまでで、一番、おもしろかったパートは、やっぱし、隋末から初唐にかけてで、時代そのものが躍動していたね。--南北朝については、この本は、南朝主体の記述なんだけれど、お説のとおり、誰ひとりとして逃れられないパラダイムとしてのロココ風の繊細さが、文化体系のなかに、確かにあるように思える。