Life Hacking

城西雑録--日々のあれこれとよもやま。

太陽花学運

2014-03-28 | 中華大全
 台湾が大好きな方は、わたしも含めて、多数にわたるわけなのですが、このところの騒ぎについては、あまり報道がないので、ここで、わたしなりの独断的なNAVER的なまとめ。

 現状は、――「太陽花学運」の学生100人ほどが立法院(国会ね)を占拠している。日本での通称「ヒマワリ隊」。台湾大学と精華大学の学生が主体みたい。日本でいうと東大と京大みたいな。
機動隊も40人いる。どうやら占拠の学生を守っているみたい。学生と機動隊は、交代制で、差し入れとかたくさんで、みんな元気。
 
 国内(この表現って、ややまずいのだけど、)の大学の学長がそろって、学生の行動を支持している。台湾の多くのみなさんも、学生を応援・支持しているみたい。

 で、学生の一部が突出して、行政院(官邸なんか)に突っ込んだのだけれど、これは排除されてしまった。

 で、なんで、こんなことになってしまったのかというと――

① 両岸(中国と台湾)のTFA(サービス貿易協定)が、台湾にとって「不平等条約である」という共通認識があるみたい。
 ② この協定の批准を、立法院で国民党が審議未了のまま強行採決したことがきっかけになったわけ。
 ③ 中国は露骨に批准をせかしていたみたい。
 ④ 陳水扁のスキャンダルと民進党への不信感がようやく薄れてきたのかしらん。反中の気配が濃い。
 ⑤ 国民党の連戦なんかが、北京詣でを繰り返して、国共合作を企み、両岸の和平統一へ道を開こうという疑念が生まれているのかも。

 両岸のサービス分野の市場開放を目指す「サービス貿易協定」は、中国側が金融や医療など80分野を、台湾側が運輸や美容など64分野を開放する協定で、2013年6月に中台間で調印されたものの、台湾の中小企業へのダメージをもたらすという懸念が根強くあるそうです。――詳細は知らない。

 で、この30日(日)に東京・代々木公園の中央広場の時計塔前で、在日の台湾の方が抗議集会を開くんだとか。時間があったら、顔をだそうかな。わたし--日本人だけれど。