宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

明治大学マンドリン倶楽部定期演奏会

2009-03-18 11:02:37 | 徒然



ちょうど先週の今日のこと。

これまで幾度と無く携わってきた者たちばかりなので、要所は心得たもの。
アンコールのタイミング、舞台に飾ってあった生花を来場者にプレゼントする段取り等々、滞りなく進んで、無事終了。

ただ、会場の後かたづけで閉口ものが一件。

昼間学生に出した弁当がかなり残っている。
それも手つかずの状態のものが10個ほど。

多分、学生達は既に食事を済ませていたのだろう。

公共施設ゆえ、ゴミ一つ残すわけにはいかない。
そこで残った後輩たちとそれらを分別。

空腹時に、まだ充分食べられそうな食物を生ゴミ化しなければならない自己矛盾。

流石に、手つかずのものまで処分する気にはなれなかった。
「勿体ないお化け」が出るぞということで、私が引き受けることにした。
(その分、処理の時間が省けるし。)

結局、9個の弁当を引き受けて、3個は帰りの代行業の人達に。
1個はその晩、一人で。

2個は翌日家族に。
そして残り3個は自分で食べた。

やる気になればやれるもんだ。



いや、そういうことではなくて、話を当日に戻そう。
そんな訳で30分余り遅れて打ち上げ会場に着くと、もう宴は始まっていた。

合流して機嫌良く飲んでいると、向こうの方にいる学生がどんどん燗酒を飲んでいる姿が目に入る。

いまどき珍しい奴だ。
おまけに高校生かというほど若い。


興味が湧いたので、近寄っていって、「君は日本酒が好きなのか」と訊くと、「ハイ」と応える。

気のよさそうな奴だ。
こちらもなんとはなしに嬉しくなってくる。


すると彼が、「これは地元のお酒ですか」と曰うので、正直に「知らん」と応えると、わあっはっはと豪快に笑う。

「俺は酒屋やけど、そんなんわかりっこない」と言うと、また大いに受ける。

いや、ちょっと言い訳すると、タイプ(薫酒、爽酒、醇酒、熟酒等)は判るつもりだし、相対味覚でも結構いける自信はあるが、銘柄などという絶対味覚はそうそうあるもんじゃないのである。

おまけに所謂上撰酒タイプとなれば、まあまぐれでもなければピタリと当てることはまず無理。

だから私は正直に「そんなん無理」ということにしている。


ともあれ、それがこんなに大受けしたのは初めてで、痛快である。


「これからも日本酒を飲めよ」と言って別れた。


次男と同い年の後輩だ。


歳食っちゃったなあ、俺・・・・




当日指揮をしていた4年生がエールをはる応援歌





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