今、漢字能力検定協会?というところが「儲けすぎ」だということで叩かれているらしい。
「公益法人で税金が優遇されているから、甚だしい営利追求は好ましくない」というのがその理由らしい。
まあ、そういうものならそれで仕方ないか、と思うのだが、そこでちょっと引っ掛かることをけふは書いてみようと思う。
そも、昨今の「漢字検定ブーム」が自然発生ではないのである。
ブームを仕掛けることを事業としている会社があって、様々な手法で世間に意図的にブームを巻き起こしているというのだ。
(讃岐うどんブームなんかもその一例。)
実は、数年前にあるTV番組でそれを見た。
そのときに取り上げられたのは、そうした会社のある女性で、くだんの漢字能力検定協会からの依頼によって動いたとある。
さて、具体的にはどうしたか?
実は、大晦日だったっけ?
まあ、要するに暮れのどん詰まりに恒例となったイベントで、「今年の漢字」というのがある。
清水寺の住職がでっかいパネルに一文字だけ大きな筆で書くあれだ。
あれを仕掛けたのがその女性だというのである。
ただ、あれ一つでブームが創出出来るほど簡単なものではないだろう。
私が個人的に想像しているのは、TVのクイズ番組での漢字の読み書き、こいつがかなり大きなてこ入れを果たしているのではないか?ということ。
とすれば、清水寺にしてもTVにしても、そこに何らかの意図を持った仕掛け、すなわち営業が働いている筈である。
果たして、それが単なる提案レベルで動くものなのかどうか?
それは勿論推測の域を出ないのだが、もしかしたら「契約」レベルまで至るのではないか?
もっと言えば、お互いの営利目的が合致するということは、何らかの媒体が動いているという可能性だってある。
それがお金でないとは言い切れない部分だってあるだろう。
いや、それがいけないと言っているのではない。
むしろ、そうした仕掛けに対する興味がある。
仕事として面白そうだ。
私が引っ掛かったのは、そこの部分ではなく、
今これだけのブームを巻き起こし、濡れ手に粟状態になるにはそれだけの「投資」をしたんだよ!と言えない当事者のジレンマのようなものを、あの記者会見の奥に投影してしまうのである。
こいうのを穿った見方なんだと言われればそれまでだが・・・
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