宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

スカイプ上場

2009-04-17 10:28:03 | 徒然



けふ届いたあるメルマガのタイトルである。

「スカイプ?なんやそれ」という人はどのくらいおられるだろうか。


私がスカイプを知ったのは、ある仕事を通してつきあいのある遠方の知人に教えてもらったのが最初だった。

それは、情報やノウハウの伝達をするのに、相手の顔を見ながら全世界を対象に無料で何時間でも話が出来るという夢のようなツールである。

それまでにも、ヤフーやその他のチャット機能にカメラを融合させたものがあることは薄々知ってはいたが、食指が動かなかった。

多分それは、相手がいなかったからなのだろう。
そう、いくら便利なツールでも、それを使う相手がいなけりゃあ無用の長物だ。


そんなこんなでスカイプの環境を整えてみた。
これが実に簡単。

この素人でも手軽に導入出来るシステムも普及の要因の一つだろう。


メルマガによると、
2008年の10月時点で、スカイプ利用者は全世界で3億7,000万人、日本語アカウントの利用者は1,000万人もいるそうである。


無料なのになんで上場出来るのか?
それも、メルマガを引用しよう。

スカイプというのは、インターネットに接続したパソコン同士でつながる、無料の電話のようなもの。チャットもできるし、ファイルの交換もできるし、カメラをつなげばTV電話みたいな使い方もできます。3人以上で同時に「会議通話」をすることもできます。たぶん、この記事を読んでくれてる人のほとんどが、実際に使った経験があるでしょう。
普通に使うには無料ですが、スカイプを通じて一般電話に電話をかける時は有料です。ですが、普通に固定電話や携帯電話からかけるよりも、だいぶ安い料金でつながるので、とても便利です。
僕もアメリカのシステムを使ってテレセミナーをやるときは、固定電話からかける代わりにスカイプから国際電話をかけます。大体1分あたり2円ちょっとなので、国際電話にしては相当安いので、重宝しています。
そして、この超安い通話料がメインの収入源だというから、(そして、それで上場までできてしまうんだから)オドロキ。



うん、確かにオドロキだ。


ただ、私はそこでハタと思い至ることがある。

じゃあ、もっと進んで、みんながスカイプ環境を整えたら?
みんな無料で利用し始めるんじゃないかい?

そうなったら収入源はどこに?


このバヤイ私の乏しい想像力のみで推察すれば、二つのベクトルが浮かんでくる。

1.みんなが使うようになるなんてことあり得ない。
2.そうなったらそうなったで、企業を巻き込んでCMで稼ぐなり、企業のやりたいことが出来るインフラを整えて、その使用料を徴収する。
(mixiも同じようなもの)

1のバヤイは伸びがない。
パイがどんどん縮小する一方だ。

2はいわゆるジョイントベンチャーの手法を駆使すれば、飛躍的に伸びそうだ。



結論として、私はこう推察する。

いずれは通話料金なんかで稼ぐ必要がなくなる方向性を持っているが、それまでの運転資金として、固定電話への通話は有料とする。

最終的には全てを無料化して、全世界的に圧倒的な数のユーザーを集める。
そして、そこで様々な仕掛けを盛り込む。

「無料化」は、広告宣伝費と同義と捉える。


何故なら、その「圧倒的な特典とシステム」が、ほっておいても「クチコミ」という確実な伝達方法を媒体として、ユーザーを自然増殖させるから。



こんな風に思うのである。


まあ、間違ってるかも知れないが・・・







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