内容(「BOOK」データベースより)
シングルマザーの里里の元へ、疎遠にしている母親からぶ厚い封筒が届く。
五十鈴加寿という女性が戦前からつけていたという家計簿だ。
備考欄に書かれた日記のような独白に引き込まれ読み進めるうち、加寿とは、男と駆け落ち自殺したと聞く自分の祖母ではないかと考え始める。
妻、母、娘。転機を迎えた三世代の女たちが家計簿に導かれて、新しい一歩を踏み出す。
図書館に予約したらしく、自然に手元に渡った本。
何故予約したのかは記憶にない。
恐らくは、新聞の書籍広告の惹句に惹かれたのではなかったか。
戦前から現代へと、人も時系列も交錯する。
其の上で、一人称の対象も入れ替わるという複雑な構成。
一言で括るならば、女性と結婚に纏わるケーススタディか。
男で、それも鈍い感性しか持ち得ない私には、理解の外にあるテーマ。
ま、読んだ本の履歴として残しておく・・・
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