正月に録画してあったNHK BS(2024年1月2日(火)よる9:00〜10:29)のアイドル誕生 輝け昭和歌謡を観た。
私が中坊から大学生にかけての1970年代の歌謡界が描かれていて、興味深く、面白かった。
ただ、気になったことが一点、そいつを書く。
劇中、何度かバーで飲むシーンが出てくる。
カウンター越しに飲んでるので、カウンターに置いてある酒瓶の裏ショットが見える。
商売柄、私はいつもそれらに目が行く。
そこに並んでたのは、タンカレーというジンと、バーボンのハーパー12年。
おかしい!
どちらも、当時の日本には存在しなかった酒だ。
私の記憶によれば、タンカレーは80年代になって漸く輸入されたジン。
そして、ハーパーもまだ存在しなかった筈。
いわんや12年物をや。
そも、バーボンなるものが我が国に上陸したのは、私の経験上で物言うならば、1975年、私が大学1年の頃。
サントリー社が輸入した【アーリータイムズ】が一番乗りだった。
当時のそれは無骨な丸瓶で、今の様に洗練されたものではなかった。
これはネットでの借り物だけど、こんな感じだった。
当時、私は朝日奨学生として朝日新聞中村橋販売店の住み込み店員で、或る夜、同僚のバイクのタンデムシートで、紙袋に入ったそれを抱えてた記憶がある。
そしてその後、初めて飲んだ感想は『こんな臭い酒飲めないよ』(当時は東京弁)だった。
やはり、NHKさんともあろう作り手は、時代劇だけでなく、時代考証には傾注すべきではなかろうか。
注
これは、私と言う個人の記憶であって、微妙にズレる部分があるかも知れない。
間違ってたら、ゴメン・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます